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第3回 分類調和小委員会個別提案概要(対応)
前回持ち越し提案
文書番号 表題 提案内容 対応案 備考
01/11
(OECD)
(5)
健康及び環境有害の分類基準 OECDが策定した健康及び環境有害の分類基準についての「化学物質及び混合物の健康及び環境有害に関する総合調和分類システム」である。 第1部 総合調和分類システムに関する一般規定 第2部 化学物質の有害分類調和システム(急性毒性、皮膚刺激性/腐食性、目刺激性/腐食性、呼吸器又は皮膚感作性、胚細胞における突然変異、癌、生殖毒性、特定標的臓器への単一暴露による全身毒性、特定標的器官への反復暴露による全身毒性、水環境に対する有害性) 第3部 混合物の有害分類調和システム(通則及び検討、急性毒性、皮膚刺激性/腐食性、目刺激性/腐食性、呼吸器又は皮膚感作性、胚細胞における突然変異、癌、再生毒性、特定標的器官への単一暴露による全身毒性、特定標的器官への反復暴露による全身毒性、水環境に対する有害性) 賛成  
01/20
(IOMC)
(3)
GHS案(目次、はしがき、1章:序文) 化学物質の有害分類及び表示の調和に関するIOMC調整グループ(IOMC−CG−HCCS)が取り纏めたGHS案はしがき、目次、 第1章 序文 第1.1章 GHSの目的、範囲及び適用 第1.2章 有害物質及び混合物の分類 第1.3章 有害通報:表示 第1.4章 有害通報:安全データシート(SDS) 賛成  
01/21
(IOMC)
(3)
GHS案(2章:物理化学的危険性) 第2章 物理化学的危険性 第2.1章 爆発物 第2.2章 引火性ガス 第2.3章 引火性エアゾール 第2.4章 酸化性ガス 第2.5章 高圧ガス 第2.6章 引火性液体 第2.7章 可燃性固体 第2.8章 自己反応性物質 第2.9章 自然発火性液体 第2.10章 自然発火性固体 第2.11章 自己発熱性物質 第2.12章 水反応可燃性物質 第2.13章 酸化性液体 第2.14章 酸化性固体 第2.15章 有機過酸化物 第2.16章 金属腐食 賛成  
01/22
(IOMC)
(3)
GHS案(3章:健康及び環境有害性、3.1−3.4) 第3章 健康及び環境有害性 第3.1章 急性毒性 第3.2章 皮膚腐食性/刺激性 第3.3章 重大な眼障害/眼刺激 第3.4章 呼吸器又は皮膚感作性 賛成  
01/23
(IOMC)
(3)
GHS案(3章:健康及び環境有害性、3.5−3.10) 第3章 健康及び環境有害性 第3.5章 変異原性 第3.6章 発癌性 第3.7章 生殖毒性 第3.8章 標的臓器毒性−単回投与 第3.9章 標的臓器毒性−反復投与 第3.10章 水生環境への有害性 賛成  
01/24
(IOMC)
(3)
GHS案(4章:GHSの実施についての一般的検討) 第4章 GHSの実施についての一般的検討 第4.1章 GHSの実施及び維持 GHSにおいて誰が任務を果たすのか、GHS実施のための機構は何か、情報はどこで見つけられるのか、指針の役割は何か、GHSの最新化はどうするのか、GHSの下で新情報を反映するための表示及びSDSの最新化は何時行なうべきか 賛成  
01/25
(IOMC)
(3)
GHS案(付録1:定義と略号、付録2:標札要素の配置) 付録1:定義と略号 付録2:標札要素の配置(爆発物、引火性ガス、引火性エアゾール、酸化性ガス、高圧ガス、引火性液体、可燃性固体、自己反応性物質、自然発火性液体、自然発火性固体、自己発熱性物質、水反応可燃性物質、酸化性液体、酸化性固体、有機過酸化物、金属腐食、経口急性毒性、経皮急性毒性、吸入急性毒性、皮膚腐食性/刺激性、重大な眼障害/眼刺激、呼吸器感作性、皮膚感作性、変異原性、発癌性、生殖毒性、標的臓器毒性−単回投与、標的臓器毒性−反復投与、水生毒性−急性、水生毒性−慢性) 賛成  
01/26
(IOMC)
(3)
GHS案(付録3:分類・標札一覧表、付録4:警告文言等) 付録3:分類及び判定基準並びに有害情報の内容の一覧表(01/25の夫々の有害性に対する一覧表) 付録4:警告文言(物理化学的危険性の文言、誤用及び健康への暴露防止用文言、事故時の該当対応の説明文言、環境保護及び該当廃棄のための文言)、警告形象(EU指令、南アフリカ標準規格) 賛成  
01/27
(IOMC)
(3)
GHS案(付録9−12:GHS利用指針、エアゾール試験法等) 付録9:水生環境有害性化学物質分類のためのGHS利用に関する指針文書 付録10:水生媒体における金属及び金属化合物の還移/溶解 付録11:エアゾール試験法 付録12:今後の検討課題 賛成  
01/28
(IOMC)
(3)
麻酔性効果分類基準作業の必要性の検討 揮発性物質に起因する麻酔性効果等は蒸気曝露した人に現れ、敏捷性や判断力の減退を起こす。これらの物質は標札上の該当する有害情報により明確にする必要がある。麻酔性効果についてのGHSの分類基準は十分ではなく、標的臓器毒性の分類基準に若干示されているだけである。従ってGHSには、麻酔性効果を有する物質の分類基準とその指針及びその有害性を示す標札上の文言を含むことが必要である。そのために2つの選択肢がある。1つは、標的臓器毒性分類基準の中の第3区分として採入れる。他は標的臓器毒性とは別の分類基準を新しく設けることである。 賛成  
 
 
今回提案
文書番号 表題 提案内容 対応案 備考
02/1
(米国)
(2)
GHS/TDGの標札に関する研究結果 前回SCETDG及びGHSの会合において米国は、GHSの赤色菱形形象とその輸送規則の効力、輸送中の応急措置、輸送の安全、適合性及び実施にへの影響に関する研究について説明した。これに対する意見を基に米国は研究の方法を修正し、資料調査、方法論及び調査計画は付録として添付した。研究方法はILO GHS W/Gが策定したものに整合させている。調査研究は、安全性及び作業者等の責任の分担に影響を及ぼさないようなGHS形象及びこれと輸送の形象とを作業者や緊急時対応者が区別できるかどうかを決定するために実施している。この研究結果は7月の会合に提出できるであろう。この提案はSCETDGにも提出している(C.3/2002/46)。 適宜  
02/2
(加/米他)
(3)
今後作業の実行範囲 本提案は次の2つの事項を内容としている。(1)GHS策定中にフォーカルポイント、特にOECD及びILOが同定した今後の作業の実行範囲を同定すること。及び(2)次期2年間の本小委員会の作業計画において検討すべき問題点リスト準備すること、である。検討すべき事項は次のとおり(詳細省略)。(A)健康有害分類(1)急性毒性:急性毒性の新試験法(2)呼吸及び皮膚感作性:感作性のカットオフ値/濃度限度、感作性の強弱(3)発がん性:表示(標札)の限度のための推定潜在力、発がん性危険評価の場合に考慮すべき要素(4)生殖細胞変異原性:授乳による影響を有する物質を含有する混合物の分類、潜在力及びカットオフ量、制限量、用語(5)分類例(B)環境有害分類(1)慢性毒性:カットオフレベル、慢性毒性試験、分類手順の見直し(C)有害通報:標準予防ステートメントの調和、SDSの準備に関する指針 趣旨賛成  
02/3
(加/米他)
(2)
GHS文書の編集上の変更 カナダ、フィンランド及び米国が共同して作成したGHS文書(10/20、01/22、01/23、10/25及び10/26)に対する編集上の詳細な変更事項の提案である(詳細省略)。 適宜  
02/4
(加/米他)
(2)
GHS文書の修正提案 ベルギー、カナダ、フィンランド、ドイツ、オランダ、ノールウェー、スウェーデン及び米国が共同して作成したGHS文書(10/20、01/21、01/22、01/23、01/24及び01/28)に対する変更提案である。(1)第4章(GHSの実行に関する総合考察)の全面削除(01/24)、付録12(今後検討すべき分野)の全面削除(2)第1.1章para.18からロッテルダム条約関連事項を削除する、para.28に世界的なGHSの実施が完全調和を導く趣旨の文言を加える。(以下詳細省略) 賛成  
02/5
(EIGA)
(2)
引火性ガスの定義 GHSの引火性ガスの定義(C.4/2001/21)に関して、(1)GHSの分類基準、2.2章第1表「(b)下限界の値に係わりなく引火性限界が12%以上のガスはカテゴリー1とする」を削除する。(2)注1の“Ammonia and”を削除する。アンモニアの除外について、引火性限界が12%以上は引火性ガスであり、濃度が13%未満で発火性のないガスであるアンモニアは、2.2章第1表(b)の削除により自動的にカテゴリー2に分類される。臭化メチルの場合は複雑で資料によりその分類が異なるので、現在のままとする。この物質はオゾン破壊の問題で2005年までに段階的に生産がなくなる。この提案はSCETDGにも提出している(C.3/2002/53)。 適宜  
02/6
(EIGA)
(3)
シリンダーへの警告文字の使用 シリンダーはそれ自身がその有害性を警告しており、これら容器への警告文字の表示にあまり意味がないと考える。加圧ガスには他にも引火性や酸化性等を有しており、危険/注意の警告文字は利用者に混乱を招く。関連章に於ける標札要素表の後に「シリンダーに加圧して充填されたガスの場合には警告文字の使用は任意とする」趣旨の注記を加える。 適宜  
02/7
(EIGA)
(3)
GHSの今後の作業 EIGAは12月の会合においてガスに関して次期2年間に検討すべき問題点を指摘した。現時点のGHSはガスの特性及び空気との相互反応についてはその一部しか実行できなず、ガスに関する全ての問題について述べられていない。EIGAは次の問題ついて検討すべきと考える。(1)複数の危険性を有するガスの作業場所における危険性の優先順位を含む容器上の標札要素(2)ガス及び混合物の腐蝕性:全身的急性毒性による相互作用、毒性及び腐蝕性ガスの包括的カットオフ値 適宜  
02/8
(EIGA)
(2)
有害分類における固有の性状 第1.1章には有害分類に関する原則的合意事項が示されている。この中で、有害分類手順は基本的には化学成分及びその化合物の固有の性状に基ずくとしているが、ガスの場合にはガス本来の固有の性状ではなく、その物理的状態により有害性が分類され、空気や湿気との反応性による有害性もある。第1.1章para.6の2つ目の黒丸に「しかし、ある場合には、物質等の物理的状態のよな他の性状をも考慮する必要がある」趣旨の文言を加える。 適宜  
02/9
(EIGA)
(2)
形象決定の優先順位 ガスは全身的毒性、生体腐蝕性又はこの双方を有することがある。腐蝕性ガスは水溶性であるので、それらは自動的に水質毒性となる。このことは、毒性(髑髏)及び腐蝕性の形象を付すとされたガスには感嘆符及び環境有害形象ガ不要であることを意味している。形象決定における優先順位に関する第1.3章 para.46にこの趣旨の文言を加える。 適宜  
02/10
(事務局)
(2)
UN危険物試験マニュアルの改正   適宜  
02/11
(IOHA)
(6)
IOHAの会合参加 International Occupational Hygiene Association(IOHA:国際職業衛生学協会)の本小委員会への参加要請である。 適宜  
02/12
(加/米)
(2)
呼吸又は皮膚感作性の分類基準の追加規定   適宜  
02/13
(スウェーデン)
(6)
強健康有害に対する新GHS形象   反対  
 







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