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〔鳥の大きさを見る〕
 鳥の大きさを見るときに、大きさの基準になる鳥を「ものさし鳥」といいます。スズメ(14cm)・ムクドリ(24cm)・ハト(33cm)・カラス(55cm)が「ものさし鳥」です。
 例えば見つけた鳥が、スズメより少し小さかったとか、ハトよりひとまわり大きかったというように比べることで、だいたいの大きさが分かります。
基準になる鳥(ものさし鳥)
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〔鳥のかたちを見る〕
 鳥の名前は分からなくても、大きさや形で何鳥の仲間かわかります。
 
〔鳥の色を見る〕
 あざやかな目立つ色をした鳥、飛ぶときにつばさに模様(もよう)がでるとか、顔に模様(もよう)があるなど、このようなしるしは、「フィールドマーク」といって、鳥を見分ける重要(じゅうよう)なポイントになります。
 
〔鳥の鳴き声を聞く〕
 
〔鳥の飛び方を見る〕
 鳥によって、飛び方にとくちょうがあります。それで、遠くを飛んでいても、その鳥の種類が分かります。まっすぐに飛ぶ鳥や上ったり下がったり波形に飛ぶ鳥、はばたき方もさまざまです。
直線飛行
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波状飛行
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ソアリング(帆翔(はんしょう))
 つばさを大きく開き、上昇気流を利用してつばさを動かさないて飛ぶ。→上空からエサをさがす。
 トビ・ノスリなと
 
ホバリング(低空飛翔(ていくうひしょう))
 へリコプターのように、飛びながら上空の一か所に止まる飛び方。→エサにねらいをさだめる。
 カワセミやコアジサシは、すばやい羽ばたきをくり返して、一ヶ所に停止する。
 チョウゲンボウはつばさや尾羽(おばね)をいっぱいに開き、上昇気流を利用して一ヶ所に停止する。
 
〔鳥のいろいろなしぐさを見る〕
 鳥の歩き方やえさのとり方、飛び立ち方、頭かき、羽つくろいなど、いろいろな鳥の姿を観察しよう。
鳥の色々なしぐさ
頭かき
 くちばしの届かない頭の後ろのかき方は鳥の種類によって違います。あしの長いシギの仲間などは足を上げて直接頭をかき、チドリ類や力ワセミなと小鳥の多くは片方のつばさをたらして、つばさ越しに頭をかきます。







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