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モデレーター
第1部:人口問題とは何か−環境、生物学、食料の視点から−人類共存の条件
川野 重任<かわの・しげとう>
1911年鹿児島県生まれ
農学博士、文化功労者、東京大学名誉教授
<現職> 財団法人アジア人口・開発協会(APDA)理事
<学歴> 東京大学農学部農業経済学科卒業
<職歴> 東京大学東洋文化研究所助教授、東京大学教授、東京大学東洋文化研究所所長、(財)日本国際教育協会理事長
<主な著書> 「台湾米穀経済論」有斐閣、「農業発展の基礎条件」東大出版会、「アジア食料生産」共著、アジア経済研究所、「在日留学生の学習と生活条件に関する研究」APDA、「歳々年々想いあり」家の光協会、「回想の農業・経済」家の光協会、ほか著書多数
 
第1部
 
広瀬:
 第1部に入ります前に皆様にご案内があります。私どもの財団は、設立以来現在までに国際会議を129回主催し、それから、アジアのほとんどの国々で71回にわたって調査を実施いたしました。さらに、私どもが出版をいたしました書籍は330冊以上になっています。そこで本日は、受付の周辺に、その出版物の一部を置いておりますので、どうぞご参考までにお持ち帰りいただきたいと思います。それでは、11時10分になりました。ただ今から、第1部「人口問題とは何か−環境、生物学、食料の視点から−人類生存の条件」を始めさせていただきます。
 第1部の先生方は、お手元のレジメにありますように、3人の先生方にお願いをいたしています。今程、松井先生からお話をうかがいましたが、その中に関連があります生物圏の視点からということで、最初に慶應大学教授の星元紀先生にお話をうかがいたいと思います。星先生、よろしくお願いいたします。
 それから本日の第1部のモデレーターは、川野重任先生です。川野先生は、鹿児島県のご出身で文化功労者、東京工業大学名誉教授です。1911年のお生まれですが、非常に矍鑠とされており、壮者をしのぐお元気さです。私どもは、いつも先生をお慕いし、ご指導を受けています。貴重な人間国宝ですので、ひとつよろしくお願いいたします。高齢化社会です、私どもも先生のような生き方を是非したいと願っています。
 川野先生、第1部モデレーターをよろしくお願いします。それでは、星先生、よろしくお願いいたします。







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