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3 安全で安心して暮らせるまち
(1)現状と課題
 本町は平成14年4月に東海地震防災対策強化地域に指定されたことから、火災に加え、震災を含む総合的な防災対策のさらなる充実が必要となってきております。
 また、地形が入り込み、主要集落が飛び飛びに分布していることから防犯対策の充実も必要です。
 さらに、八ヶ岳山麓の複雑な地形上に立地している町ですから、道路の交差部が変則的になっている所が少なくなく、信号機や道路標識のない所も比較的多いです。このため、交通安全対策の拡充が求められております。
 
(2)施策の基本的考え方
 住民が災害や犯罪から守られ交通事故にあわない、安全で安心して暮らせるまちづくりを推進します。
 
(3)施策の体系
 
 
(4)施策の方向
ア 地域防災の推進
(ア)防災意識の向上
 大規模災害に対応するために、「自分の安全は自分で守る」という防災意識の向上を図っていくとともに、集落単位での助け合いの風土形成を支援していきます。
(イ)自主防災組織の強化
 阪神淡路大震災の教訓を踏まえ、身近な地域住民で構成する自主防災組織及び地域防災連絡網の充実を図ります。
(ウ)防災体制の充実
 住民の命を守るために、火災に加え、震災を含む防災体制として、防災体制、地域防災連絡網、防災関連用具の充実、及び防災意識の向上を図ります。
 
イ 防犯対策の推進
(ア)防犯灯の設置促進
 小中学生の主要通学路を中心に防犯灯の設置促進を図り、夕暮れの夜道を安心して通学できる環境整備を推進します。
 また、観光シーズンには、町外から多様な人が大勢出入りすることから、観光客の利用の多い地域周辺への防犯灯の設置促進も図っていきます。
 
ウ 交通安全対策の推進
(ア)交通安全教育の推進
 住民が安心して道路などを通行できる地域環境形成のために、自動車などの運転免許取得者及び幼児を含む未成年者、高齢者などへの交通安全教育に努めます。
 とくに、次代を担う若者に対しては、学校教育や保育所などを通じて交通安全教育を推進します。
(イ)案内標識及び信号機の増設
 本町では、複雑な地形ゆえに、道路の交差部が変則的になったり複雑化している箇所が若干あります。これらの箇所を中心に案内標識及び信号機などの増設を図っていきます。
(ウ)バリアフリーの推進
 高齢化の進展及び障害福祉に関する権限の移譲を受け、歩行が不自由な高齢者や身体障害者などの移動や生活を支援するため、公的施設や交通施設などにおけるバリアフリー化を推進します。







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