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10. 日本財団について
【日本財団ってなに?】
 日本財団(にっぽんざいだん)は、日本や海外で人や社会のためになる事業をお手伝いする助成団体(じょせいだんたい)で、おおよそ年間約5,000件の事業を助成しています。活動資金(かつどうしきん)は全国の県・市・町・村が主催(しゅさい)する競艇(きょうてい)の収益金(しゅうえききん)の一部で、主な活動は次の4種類です。
 
海洋船舶(かいようせんぱく)事業
海や船に関わる研究、船の航行(こうこう)安全、子どもたちに海の知識(ちしき)を伝える活動などの事業への助成。また船を造って(つくって)いる会社などへお金を貸すこともしています。
公益(こうえき)・福祉(ふくし)事業
高齢者(こうれいしゃ)が安心して生活できる環境(かんきょう)づくり、障害者(しょうがいしゃ)の社会参加、身近な環境活動、さらにスポーツ、芸術(げいじゅつ)などの事業への助成。
ボランティア支援(しえん)事業
自然保護(しぜんほご)、子供が元気良く成長するための事業、在日外国人(ざいにちがいこくじん)の支援、みんなが生活しやすい街(まち)づくりなど様々な(さまざまな)ボランティア活動への助成。
海外協力援助(かいがいきょうりょくえんじょ)事業
世界各地で発生する難民(なんみん)、貧困(ひんこん)、飢餓(きが)、自然災害(しぜんさいがい)などに苦しむ人々を支援する活動への助成。
 
【たとえば・・・こんな活動も支援しています。】
海洋船舶(かいようせんぱく)事業では
海辺(うみべ)の事故が起こらないように、海のことを子どもたちに教えたり、海水浴場で監視(かんし)・救助(きゅうじょ)するライフセーバーの活動を応援しています。
公益(こうえき)・福祉(ふくし)事業では
太鼓(たいこ)など日本の伝統的な楽器、和楽器(わがっき)。日本の大事な文化を守るために伝統的な日本太鼓の演奏(えんそう)を子供たちが聴いたり(きいたり)、体験したりする機会を増やす活動の応援をしています。
ボランティア支援(しえん)事業では
人が生活をする近くにある自然(前に田んぼだったところや雑木林(ぞうきばやし)など)を里山(さとやま)といいます。この里山は人が使うことによって守られているので体験活動を行い、里山を守る活動を応援しています。
海外協力援助(かいがいきょうりょくえんじょ)事業では
アフリカでは、栄養が不足して栄養失調(えいようしっちょう)や病気になる人がたくさんいます。人々が健康に生活していくため、たんぱく質を豊富に含み(ふくみ)、より多く収穫(しゅうかく)できるトウモロコシの研究と普及(ふきゅう)をしています。







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