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食事のマナー
 これから楽しい食事の始まりです。
 まず、自分の姿勢(しせい)をチェックしてみてください。
 イスに座るときは、ゆったりと腰掛け(こしかけ)、背筋(せすじ)をのばします。テーブルと自分との間には、こぶしが一つ入る程度が良いでしょう。
 食卓(しょくたく)には、たくさんのナイフやフォークが並べられていますが、どれを使っても良いというわけではありません。肉には肉、魚には魚専用のナイフやフォークがあります。
 普通は、料理の出てくる順番に、外側のものから使っていきます。
 
 スープをスプーンに満たすときは、自分と反対方向へ押すようにします。よくカチャカチャと音をたてる人がいますが、これは大変下品(げひん)なことですから注意してください。また、スープが残り少なくなったら、お皿を向こう側に傾け(かたむけ)、スプーンですくいます。間違ってもお皿ごと口に運んではいけません!
 パンをそのまま口にほおばるのはいけません。口に入る程度に手でちぎっていただきます。また、パンはスープが出てからデザートが出るまでに食べるようにしてください。西洋料理におけるパンの役割は、お腹を満たす主食ではなく、お口の中を掃除(そうじ)するためにあるということを覚えておきましょう。
 
 
 バイキングスタイルの食事では、自分の好きなものを好きなだけいただけます。しかし、あれもこれもと食べきれないほどお皿に盛るのはやめましょう。
 足りなかったら、何度でも足を運べばよいのですから・・・。
 
 食事をしているときは、テーブルにひじをついたり、イスにもたれかかってはいけません。
 いつも正しい姿勢で、おいしくいただきましょう。







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