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 水深による制限では図−3.2.4に示すように、水深と船舶の満載喫水による比較を行い、船舶の航行を制限する橋梁を抽出した。河川の水深(最低河底高)と船舶の満載喫水を比較した結果は図−3.2.5及び表−3.2.5に示すとおりである。
 河口から10km付近に水深が4mを下回る部分があり、貨物船(1000t積)はこの地点までしか通航できない。
 また、河口から20kmを越えると水深が3mを下回り、台船を以外は通航ができない。さらに河口から30kmを越えると水深が2mを下回り、台船の200t積しか通航することができない。
 なお、比較に用いた水深は塑望平均干潮位における場合であるため、常に水深と満載喫水の関係が本検討の状況となる訳ではない。
 船舶の通航に関しては、桁下高さよりも水深による物理的制限の方が大きく、通常時も緊急時も水深に配慮して通航する船舶を選択しなくてはならない。特に貨物船については注意が必要である。
 
図−3.2.4 河川の水深と船舶の喫水による航行の制限
 
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図−3.2.5 河川の水深(最低河底高)と船舶の満載喫水の比較[台船]
 
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図−3.2.5 河川の水深(最低河底高)と船舶の満載喫水の比較[バージ]
 
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図−3.2.5 河川の水深(最低河底高)と船舶の満載喫水の比較[土砂運搬船]
 
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図−3.2.5 河川の水深(最低河底高)と船舶の満載喫水の比較[貨物船]
 
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図−3.2.5 河川の水深(最低河底高)と船舶の満載喫水の比較[タンカー]
 
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図−3.2.5 河川の水深(最低河底高)と船舶の満載喫水の比較[内航コンテナ]







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