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解剖学実習を終えて 第23集 学生感想文集

 事業名 篤志献体の普及啓発
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


教科書ではわからない 「三次元構築の理解」
 中川 朋
 実習を通じてずっと感じていたのは、ヒトの身体がとても精密に合理的にできているということでした。これほど無駄なく正確に構成されている身体を、その細部まで見させて頂けたということは、本当に貴重な経験になったと思います。こんなに複雑な構造が、私たちの身体の中に間違えることなしに収まっているのだということに、毎日驚くばかりでした。
 予習のときに教科書を見ていて、「こんなにたくさんの図が載っているのに、実際どうなっているのかさっぱり分からないのはどうしてだろう。」といつも首をひねっていたのですがそれも当たり前のことでした。考えてみれば、身体という決まった大きさの中にこれだけたくさんの機能を持たせるためには、それこそ少しの空間も無駄にできないのです。そして、すべての臓器が他のものを邪魔せずに最大限の働きができるように、正確に配置されていなければならないのです。身体を構成している全てのものは複雑に配置されているのです。その複雑な配置関係を平面的な図で表すというのは、土台無理な話です。解剖学実習では、立体的な位置関係を実際に目で見ることで、教科書だけでは絶対に分からないことが、とてもよく分かりました。献体して下さった方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 医者という人の体に関わる仕事に就くからには、その構造がどうなっているのかを学ばなければなりません。身体の基本を知らなければ、病気の知識も何の役にもたたないと思います。その上でも、解剖学実習というのはとても大切な実習だったと思います。
 同じ身体の作りをしているとはいっても、それぞれのご遺体には個性がありました。身体の大小、性別だけではなく、普段身体の外から見ただけでは分からない内部臓器も、それぞれの方で違っていました。医者になったら、それぞれの患者さんの身体の個性も考えて、それぞれの患者さんにあった治療法を考えていけるように勉強していきたいと思います。








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更新日: 2020年8月8日

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