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解剖学実習を終えて 第23集 学生感想文集

 事業名 篤志献体の普及啓発
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


解剖学実習を終えて
 矢崎 美和
 私は平凡な学生です。特別に優れた能力を持ち合わせている訳でもなく、大学で受ける毎回の試験の点数もごく普通です。そんな私でも毎日大学へ通い、それなりに試験をクリアーしていけば、やがてはありふれた医師としての人生を歩むことになります。
 解剖学実習は、そのように平凡な私の人生におけるステップのひとつであり、実際に行ってみるまではそれ以上の意義に気付かされることはありませんでした。
 ご遺体をはじめて目にしたとき、精一杯学び取ろうという固い決意で私の胸はいっぱいになりました。献体なされた方々とそのご遺族のことを考えると、礼意を失うことなく真剣に取り組んでいかなければならないという気持ちが自然と湧き起こりました。実習を重ねるごとに、剖出しなければならない構造物もだんだんと複雑になり、圧倒され、手がつけられず途方に暮れることもありました。自分の知識のなさ、要領の悪さ、作業が進まないことに対する自己嫌悪の気持ちと不安や焦りを感じることもありました。それでも冷静に確実にできる限りの作業をこなそうと努力しました。自分の将来にかかわることだと思うと真剣にならざるを得ませんでした。また、班員と協力することの重要性を学びました。
 このように解剖学実習から私が得たものは、医者としての人生を歩む上で非常に大切なことばかりでした。将来自分が現場において、自分の持っている知識を最大限に活用し、人間関係や、様々な細かい作業に順応していけるような能力を養っていくことが私には必要なことだと気付かされました。自分の欠点を克服し、少しでも理想とする医師像に近づけるよう、凡人なりにこれからも初心を忘れることなく地道に努力していきたいと思います。
 解剖学実習はとても奥深いものであり、そのような貴重な経験をさせていただいたことに関して、先生方、献体された方々とそのご遺族の方々に対して深く感謝しております。








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更新日: 2020年8月8日

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