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献体登録をするには
どこに申込むのか
献体篤志家団体または医科および歯科の大学へ申し込むのです。申込み先は大学病院ではありません。
あなたのお住まいの近くの医科大学(大学医学部)か歯科大学(大学歯学部)、または、このパンフレットに記入されているお問い合わせ先にお問い合わせ下さい。団体や大学によって多少手続きの形式が違います。
 
献体登録の申込書
お問い合わせ先に請求すれば申込書を送ってもらえます。電話で請求されても結構です。
申込書に必要なことを記入し、捺印したうえ、団体あるいは大学へ郵送して下さい。肉親者の同意の印をもらうことが大変な手間となることもありましょうが、下記の通り重要なことなので、是非とも同意を得ておいて下さい。
尚、「同意の印」は、献体団体或は大学から届く申込み用紙を用い、その署名欄に捺印をして下さい。
 
肉親の同意
献体登録には肉親者の同意が必要!!
生前、献体登録をしておられても、死後、実際にその意志を実行できるのは、ご遺族(肉親の方がた)であって、申込み者本人ではありません。したがって、ご遺族の中に一人でも反対がありますと献体は実行されず、その遺志が生かされないことにもなりかねません。
そのため、献体登録をする時にあらかじめ肉親の方々の同意を得ておくことが大切です。また、登録後も、できるだけ多くの身近な人達に理解しておいてもらうよう、その旨を伝えておくことが必要です。
 
肉親の範囲
登録にあたって、同意を得ておいていただく肉親は、配偶者および、同居別居を問わず親、子、兄弟姉妹などを指します。ことに親族中で発言力の強い方の同意を得ておくことは特に必要です。
肉親の範囲について、献体団体或は大学にご確認下さい。
身寄りのない方の場合も含めて、くわしいことは全てお問い合わせ先にご相談下さい。
 
病気や障害、また、手術をした場合にも献体はできるか
解剖学実習は、解剖学の教授または助教授の指導のもとに行われますので生前の病期や手術のあとなどがあっても、「正常」なものと比較することによって、良い学習ができることもあります。この点について、なおご心配な方は、具体的に団体または大学とご相談なさるようおすすめします。
 
臓器提供をご希望の場合
正常解剖には眼球や腎臓などの臓器が揃ったご遺体がより望ましいのですが、アイバンクなどへの登録も同時に希望される場合は、同時登録を受ける所と受けない所がありますので、お問い合わせ先の団体または大学にご相談下さい。
献体登録可能な年齢は各大学により違いがありますので登録ご希望の大学にお問い合わせ下さい。








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