クロアチアにおけるディーゼルエンジン製造は、KorlovacのJugoturbina工場で1956年に始まった。同社はNew Sulzerのライセンスで製造を行っていたが、1989年に数社に分割され、スイスのABBが同社の蒸気タービン部門の80％の持分を獲得している。

　

　現在は3 Maj、Brodosplit、Uljanikでディーゼルエンジンのライセンス生産が行われている。3 Maj Motori i Dizalice(MID)では、Wartsila NSDのライセンスの低速ディーゼルエンジン及びJadranbrod-Pielstickの中速エンジンを製造している。同社ではまた、最大吊上げ重量50トンまでのデッキクレーンも製造している。1967年に操業を開始したSplitのBrodosplit工場では、Man B&Wのライセンスで2サイクル低速エンジン及び4サイクル中高速エンジンの製造を行っている。PulaのUljanik Strojogradnja工場では、舶用・陸用の低速のMan B&Wエンジンと高速のSEMT- Pielstickエンジンの製造を行っている。