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大潟村運動広場 <競技運営部 関 史弥>
「どんな人にもしっかり挨拶。各自が落ち着いてテキパキと業務をこなす姿が印象的でした」
 当会場では、観客数が3日間で約28,000人と予想をはるかに上回ったため、誰もが忙しく動き回らざるを得ない状況となった。
 しかし、業務に振り回されて入間関係が殺伐となったり感情的になるといったことは皆無に等しく、各自が落ち着いてテキパキと業務をこなしていたという印象が強い。
 また、朝・帰りの挨拶は勿論のこと、すれちがった際の挨拶もしっかりしていたというのが率直な感想である。
 これは私に対してだけではなく、参加選手・役員に対してもきちんと行われていたことを申し添えておく。
 細かいことだが、通訳を頼まれた人にありがちな、私的な会話で周りが迷惑を被ったという話もなく、当会場はボランティアに支えられて運営がすべて上手く運んだと言っても過言ではないと思う。
ワールドゲームズプラザ・岩城町島式漁港公園 <会場運営部 佐藤 幸生>
「もう一人の金メダリスト。トップアスリートに優るとも劣らないエネルギーで汗だくに働くスタッフ。」
 〜何もないはずの空地や砂浜が、いっときだけ人であふれ、そしてまた元の何もない空地や砂浜に〜
 大会を終えた今、再び会場地に足を運ぶと、とびきり熱かったこの夏の賑わいが、昨日のことにように思い出されます。
 しかし、自分がここで何をし、何をしたかは余り頭に浮かばない、浮かんでくるのはトップアスリートによるハイレベルな力と技の競演、そして、汗だくになって働くスタッフの姿ばかりです。
 国内外から集まってくれた彼ら(彼女ら)は、まさにワールドゲームズにとって「最強のサポーター」となり、八面六臂の大活躍をしてくれました。
 競技を終え、晴れ晴れとした表情で片づけを行うその姿にも充実感がにじみ出ていました。炎天下に、世界のトップアスリートに優るとも劣らないエネルギーで、大会を運営してくれたスタッフは、まぎれもなく「もうひとりの金メダリスト」です。
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岩城町島式漁港公園 <競技運営部 高橋 八丸>
「準備不足・計画不足のためたいへんなご苦労をおかけしました。一人一人の自主的な貢献、ありがとうございました」
 本競技会を運営するにあたって競技中の様々なアクシデントはもとより、台風の影響や我々の準備不足、計画不足のためにボランティアのみなさんにはたいへんご苦労をおかけしたと思います。
 会場が屋外ということもあり、だいぶ過酷な業務をお願いしたりもしましたがおかげさまで無事大会を終えることができました。ありがとうございました。
 私としても大会が無事終わったうえに日本人選手もメダルを取ることができ、毎晩残業で眠い思いをしたことも報われた感じです。
 みなさん一人一人の自主的な貢献に対して重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。
本荘マリーナ海水浴場 <競技運営部 佐々木 幸治>
「大会を通して人的交流やイベント事業に対する自信を深めることができました」
 台風の影響で、競技日程の変更を余儀なくされ、2日半の準備作業の中止を半日で強行するなど公私とも多岐に渡り、ご迷惑をおかけいたしました。
 大会前から言われていたことで、ボランティア無くして成功はあり得ないと実感させられた多くの事柄があり、ご協力に対する感謝と成功裏に終了できたことへの充実感でいっぱいです。
 その成果は、各チームとの交流事業・競技及びパーティーでのこのうえない盛り上がりを見せていたことからも伺えるのではないだろうか。
 大会を通して、人的交流やイベント事業に対する自信を深めることができたこと、地元民(特に子供達)に心の財産が残せたことは、競技を受け入れた本荘市の歴史の大きな1ページになったと思う。
大会本部 <要員班:ボランティア担当 柴田 靖>
「ボランティアを楽しむためには、自分からどんどん動く必要がある。自らの責任をしっかりと果たす。WGの財産、それは人が育ち、仲間を作ること」
 皆さん、本当にご苦労さまでした。数多くのトラブル・アクシデントはありましたが、その場、その時々の皆さんの適切かつホスピタリティー溢れる対応があり、無事大会を終えることができました。
 一般研修では、ボランティアに関しほとんど無知な自分が、皆さんの前でボランティアのワークショップをしたりすることに、正直言って大きな抵抗感と引け目を感じていました。
 ワークショップを通じ、皆さんから出される意見、一つひとつが自分にとって勉強になり、また、励みにもなりました。
 皆さんから、寄せられた感想や写真を拝見し、楽しかったと言っていただくと、ボランティアの担当としても、とてもうれしい気分になり、これまでの業務が自分にとって大きな財産になったような気がします。
 事務局内の圧倒的なマンパワーの不足などから、ボランティアの方々へ十分なケアができなかったことをお詫びし、その中でも献身的にご協力いただいた皆さんに心からお礼申し上げます。4月以降は、ボランティアのケアする立場の自分が、逆にボランティアの方々に励ましの言葉をいただいたりし、ケアされていたような気かします。
 もう皆さんは感じられていますよねー。ボランティアを楽しみ、充実感を味わうためには、待ちの姿勢ではダメで自分からどんどん情報や知識を仕入れ、意識を高めていく必要があること。自らの責任をしっかりと果たすということ。
 それと、何より仲間の和(輪)に飛び込み、その和(輪)を大きく大事に育てること。
 ワールドゲームズの一番の財産。それは「人」が育ち、仲間という繋がりをもったことではないでしょうか!!
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アクレディテーションセンター <秋田駅IDカウンター) 佐藤 俊之>
「一人ひとりの熱い思いが成功に導いてくれた!!」
 「理想」と「不安」という2つの言葉を自分に抱えたまま、ワールドゲームズという未知の世界に踏み込んだ。「理想」とは想定したとおりに物事が進むこと。「不安」とは予想外の事態になり、混乱するのではないか、ということである。
 しかし、そんな不安は完全に払拭された。その要因は、JR秋田駅のID交付カウンターに集まったスタッフ全員の、熱い熱い思いであった。
 しかもその思いは非常に頼もしく、連日続く暑さと日増しに増大する疲労を吹き飛ばすような一種の「ゾーン」に入っていたと、今更ながら感じる。
 それ故、本来の業務はもちろん、両替所等の紹介・様々な観光案内といった予想外のことが、今では楽しい思い出として残っている。
 最後になるが、駅のID交付スタッフをはじめ、大会に携わっていただいたスタッフ全員に改めて感謝申し上げます。1人1人の熱い思いがこの大会を成功に導いてくれたことと思います。本当にありがとうございました。
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ワールドゲームズプラザ <佐藤 徳雄>
「ステージ周辺でイベントの盛り上げ隊、みんな楽しみながらのボランティア。そんな人たちに出演者も観客ものせられて…Happy!」
 ワールドゲームズプラザで頑張ってくれたボランティアの皆さん、ありがとうございました。
 WGプラザは、大勢の外国人選手・役員や観客が秋田に訪れる機会に、秋田のすばらしさを紹介するとともに、大会の盛り上げを図っていくという趣旨で設置したものですが、予想以上に沢山の人出で賑わって、また、運営の方もスムーズにいって、良かったなと思っています。
 ボランティアの皆さんには、真夏の炎天下の中、挨っぽい会場で、会場内施設の管理や清掃、プランターへの水かけ、各種案内、表彰式業務の手伝いなどのほか、予定外の台風時の撤去・再設営などにも協力いただいて感謝しています。
 その中で、何よりも良かったのは、ステージ周辺でイベントを盛り上げたり、皆が楽しみながらボランティアをやってくれたことだと思っています。ステージの出演者も観客もだいぶボランティアに乗せられたのではないかなと思います。
 体調の管理を呼びかけながら、一番最初にじんましんになるなど、頼りない担当でしたが、皆さんのお陰で楽しく過ごすことができました。どうもありがとうございました。
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大会本部 <総務部 阿部 勇>
「「あなたはボランティアをして何が得られると思いますか?」−答えは一つではないし、もちろん正解もない。私は…がポケットに詰まっています」
 炎天下、というより文字どおりの酷暑にもめげずWGを支えてくださった皆さんに「感謝」と「花まるっ」を贈ります。
 たくさんの方々に参加していただいたボランティア研修では皆さんの熱意に圧倒され、パワーリフティング世界選手権をはじめとするプレイベントでは、運営上の不手際をカバーして余りある機転と活躍に助けられ、そして迎えた最初にして最大の関門である開会式では、暑さをものともしない笑顔と人波を巧みに捌いた誘導・案内の手腕に驚かされ、各競技会場やインフォメーションブースでの元気なあいさつに感心し、パエス募金の行動力に心を打たれ…。振り返れば、自分の未熟さを認識しながらも、何か必ず新しい発見があった日々でした。
 「あなたはボランティアをして何が得られると思いますか?」これはボランティア一般研修の際に参加者みんなで話し合ったテーマです。答えはひとつではないし、もちろん正解もないのですが、皆さんに共通したものとして“11日間の思い出”という他に得難い財産が残ったのでは、と思います。私にも皆さんと“夢と感動を共有できた喜び”がポケットに詰まっています。
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