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5. 福祉職員の転職状況
(1) 転職経験の有無
 福祉職員の、現施設に勤務する以前の転職経験については、「ある」と答えた者は回答者全体のほぼ半数の49.9%であった。〔第6図参照〕
(2) 転職回数
 次に、転職経験者にこれまでに転職した回数について尋ねたところ、「1回」と答えた者が回答のあった者の46.4%、「2回」が同32.8%、「3回以上」が同20.8%であり、平均では1.8回となっていた。〔第6図参照〕
第6図 転職経験
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(3) 直前の職業
 転職経験者に転職する直前に就いていた職業について尋ねたところ、「一般企業・官公庁」に勤務していた者が回答のあった者の42.7%、次いで「特別養護老人ホーム以外の社会福祉施設」が15.6%、「医療機関」が12.9%であった。〔第7図参照〕
第7図 転職直前の職場
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(4) 転職した理由
 さらに、直前の職場を辞めた理由を複数回答でみると、「福祉関係の仕事がやりたくなった」が回答者の割合が34.2%と最も高く、次いで「給料その他の労働条件」が32.5%と続いていた。〔第8図参照〕
第8図 辞職理由(複数回答)
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6. 福祉職を選択した理由
 福祉職を職業として選択した理由を複数回答でみると、「直接人のためになる仕事をしたかったから」が回答のあった者の62.1%と最も高く、以下「福祉の必要性を感じたから」が47.8%、「生活するため」が42.1%、「収入・身分が安定しているから」が33.0%と続いていた。
 なお、「今の仕事を選んだ最大の理由」をひとつだけ尋ねた結果も、同様の順で高かった。〔第9図参照〕
第9図 福祉職を選択した理由(複数回答)
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7. 福祉職の継続意向
 いつまで現在の福祉職の仕事を続けたいか尋ねたところ、「定年まで」が回答者全体の57.9%と最も高い一方で、「他にやりたいことが見つかるまで」が20.6%、「もう辞めたい」が8.8%となっていた。〔第10図参照〕
第10図 福祉職の継続意向
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