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III 評価リスト
評価リスト (1)国名 バングラデシュ 発言者 カマール ウデイン
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 既に2回招致の対象になった。
満足している。
(2)研修生の選考 1996年に招請を受けて、Mr.チョウドリ(当時45才)を推挙したが、大使館のビザがでなかった。若い人は受け入れないのか?
(3)研修課程及び内容 原音発声から会話で体系つけられて、良いと思った。東大音声言語研究施設および北里大学の見学は勉強になった。このような見学をもっと多く採用してほしい。
(4)講師 部外講師のお2人のお話は、良かった。
反面、なかには、くどいばかりで何を言っているのか、要領を得ない講師もいらした。
(5)教材 全体として非常によく出来ている。
ただ、一見して、その分量の大きさに圧倒されてしまうようなところがある。
(6)見学 東京以外の発声教室は京都だけを見学したが、さらに、2〜3ケ所を見学したかった。
(7)滞在生活 概ね、満足できる状態であった。自炊できれば、さらに嬉しかった。JRの快速運転が理解できず、困った。
(8)後付け指導 現地へ日本人専門家が来て、帰国研修生の活躍を見守り、指導し、ときには、直接発声指導にも加わってくれた。効率よく心強かった。将来、招致事業が終結した後も、後付け指導は残して欲しい。
(9)自国指導員の現地養成 現在4名を養成することができた。
将来とも適性のある人材を発掘し、指導員を充実させたい。
(10)喉頭摘出者団体の組成 既にダッカには、喉頭摘出者クラブが発足した。さらに、チッタゴン支部をつくりたい。
評価リスト (2)国名 中国 発言者 韓 徳民
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 前回の招致が5回目にあたる、選定については恵まれてきたと思う。
(2)研修生の選考 毎回3〜6名を受け入れて頂いている。
人数に不足はないが、ときどき思いがけない人が拒否される。例(陳静娥)
(3)研修課程および内容 同じ説明内容が何人もの先生によって繰り返される。
連繋をとれば1回で済むと思う。
(4)講師 医師の担当がもう少し多くあった方がよい。
特に心理、精神科に関し話してほしい。
(5)教材 全体に、よく出来ていた。
欲を言わせていただけば帰国して母国での研修にそのまま使えるものが、もっとあれば嬉しい。
(6)見学 北里大学については、言語聴覚士の指導だけでなく、総合医療機関としての検査施設とくに対ガン病理関係の見学をしたかった。
(7)滞在生活 宿所は設備がよく快適であった。
外食が建て前のようで、自炊をするためには不便であった。
(8)後付け指導 帰国後の現地研修会は、細部の質問など、どうしても、ぎこちない点がでる。
派遣指導員は有り難い。効率も良い。
あと5ヶ年は、この制度を存続してほしい。
(9)自国指導員の現地養成 首都医科大学関連だけでも、適性のある人は10人位、見付けることができる。
後付け指導員の応援が得られれば、かなりの実績を見込むことができる。
(10)喉頭摘出者団体の組成 2001年は、再声会の地方拠点拡大について残連が推進する。
このチャンスに組織を強化したい。
評価リスト (3)国名 香港 発言者 ラム・ライ・クン
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 15年間に会員数1,325名まで成長した。
その間、3回招致があり、感謝している。
(2)研修生の選考 前後8名が対象となり、それぞれに優秀な指導者になって活躍している。
(3)研修課程および内容 教材は中国語で良い内容であった。
講義はすべて北京語で行なわれた。
そのため、広東語しか話せない研修生は大変に不便をした。
(4)講師 経験の長い人が多く、安心できる内容であった。
医師でしかも喉頭摘出者である人のお話は体験から出ていてとても参考になった。
(5)教材 単音から2音3音と進む過程が中国語では変化が微妙である。繰り返し言葉の教本の作製にあたっては、さらに一工夫が必要である。
(6)見学 北里大学の見学は大変参考になった。
希望としては、関東近辺の中規模のクラブを見学したかった。(香港と同規模)
(7)滞在生活 通勤電車のラッシュに驚いた。
教室とホテルがもう少し近かければ有り難い。
(8)後付け指導 2000年暮れに後付け指導を受けたが、帰国研修生のほかに50名近い参加者が集まる盛況で、効果も大であった。派遣人員は1名でいい、ぜひ存続させて 欲しい。
(9)自国指導員の現地養成 年間2名のぺ一スで続けたい。
昨年オーストラリアの喉頭摘出者クラブを訪問した、国際的レベルでも交流し、勉強して行きたい。
(10)喉頭摘出者団体の組成 新声会は九竜地区にあるが、香港島をカバーしている。
昨年以来、本土との連繋に力をいれている。
評価リスト (4)国名 インド 発言者 B.M.アブロール
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 15年経過した、現在会員は1,285名である過去に3回招致を受けた、延べ12名になる。
成果もあがり、感謝している。
(2)研修生の選考 国内のなるべく多くの州から参加者が選ばれる様に配慮してきた。
帰国後リハビリに協力可能な人を選んでいる。
(3)研修課程および内容 テキストはまことによく出来ている。
発声練習用のリーダーが必要かも知れない。
歌の練習が後半に設定されている。
非常に楽しいので、前半に設定して欲しい。
(4)講師 医師がもう少し多くてもいいと思う。
カウンセラーやスピーチセラピストの話も聞きたい。
(5)教材 東大で作製したビデオは、判りやすい。
テキストの内容は系統立っていて非常に良い。
将来はヒンドウ語、グジラート語でも揃えたい。
(6)見学 見学は京都喉友会に行った。
可能であれば、中規模、小規模というように考えて、さらに幾つかの団体を見学したい。
(7)滞在生活 ホテルも食事も良い。食費や生活費は予想以上に高い。自炊できれば、節約とホームシック対策の両方に役立ったと思う。
(8)後付け指導 後付け指導は極めて効率が高い。
1人の専門家の来訪が50人近い患者のリハビリに決定的なヤル気を起こさせる。
しかも本来の目的である指導員指導もできる。
(9)自国指導員の現地養成 自国内で養成事業に携わるメンバーが20名を越えた。
今後は適性ある者から選び、毎年5名程度を養成して行きたい。
(10)喉頭摘出者団体の組成 現在、4つの都市に団体が出来ている。
さらに南部にも団体を増やして行きたい。
評価リスト (5)国名 インドネシア 発言者 ヌーリイ・ハンデイキン
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 過去に4回招致の機会があり、11名が受講した。
回数に満足している。スラバヤとジャカルタが交互になっていて、人数的には不足勝ちである。
(2)研修生の選考 なるべく英語のできる人をと言われて困ったことがある。
公務員以外にはビザが出ないで困ったことがある。
(3)研修課程および内容 食道への空気の取り入れについて、何人もの先生から同じ話を聞く。
同じテーマで何人もの人から聞いているうちに全く逆の説明をする人がいて迷ってしまう。
(4)講師 外部講師の話は聞き応えがあった。
障害者福祉の関連の話をソシアルワーカーから聞きたい。
(5)教材 テキストは良く整っている。
説明用は大部でもいいが、繰り返し練習用の教本は手頃な大きさにして欲しい。
(6)見学 東京大学の音声言語研究施設は見応えがあった。
シャントの話もよく聞くので、神戸大学でシャントに詳しい医師や喉頭摘出者の話を聞きたい。
(7)滞在生活 ホテル、教室、交通機関いずれも不満はない。
聞きにしまさる物価高に呆れた。
自炊して少しでも節約したい。
(8)後付け指導 後付け指導を実施していると、対象外の初心者が多勢集まって見学する。
大抵見過ごせず研修会になってしまう。リハビリの需要はかく大きい、後付け指導の継続を強く望む。
(9)自国指導員の現地養成 既に100名以上が食道発声を習得している。
毎年10名くらいに指導技術を体得して欲しいと願っている。
(10)喉頭摘出者団体の組成 現在、ジャカルタとスラバヤに団体がある。
将来、カリマンタンなどの大きい島には団体を組織したい。
評価リスト (6)国名 韓国 発言者 洪 元杓
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 過去に4回招致して頂いた。
回数に不満はないが、人数は9名にすぎず、いま一歩の感がある。
(2)研修生の選考 全国的に募集していただいた。満足している。
60才という制限は厳しい。
概ねという表現にして2〜3才は黙認してほしい。
(3)研修課程および内容 座学が多すぎる。実習を多くして欲しい。
午前は講義を聞いたら、午後は実技にして1日中座学というのは避けてほしい。
(4)講師 スピーチ・セラピスト、精神科医なども加えて学習範囲を広くしてほしい。
(5)教材 折角作ってもらったのに、使用頻度が極端に少ないテキストがある。講師のレジメを充実して弱いテキストと入れ替えを考えてほしい。
(6)見学 食道発声だけでなく、日本文化や日本社会の見学を入れてほしい。
(7)滞在生活 ホテル、食事、教室など満足であった。
休日の行動について、アドバイザーがいれば有り難いと思った。
(8)後付け指導 後付け指導に限らず、日本からの専門家派遣を歓迎します。
たった1人で来ても、そのインパクトで研修会や勉強会の盛り上がりが凄い。
(9)自国指導員の現地養成 現地、韓国連合会で1年に2〜3名ずつ養成している。
適性を見て、今後、さらに強化して行く予定である。
(10)喉頭摘出者団体の組成 主要都市には団体がある。
将来は各団体の強化につとめる計画である。
評価リスト (7)国名 マレーシア 発言者 イムラン・ガバチャン
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 既に4回招聘を受けた。
5名が訪日している。回数に不満はありません。第3国研修の実施を希望している。
(2)研修生の選考 不幸なことに、現在、帰国研修生に実働人員は0である。
経済条件、健康などに配慮して選定したい。
(3)研修課程および内容 現状より、講義を少なくして、実技を増やしてほしい。
技術移転に耐える発声力を会得したい。1日当り時間数は少なくても、実技の毎日実施を希望する。
(4)講師 歴史、組織に当てられている時間の一部を、繰り返しことば、長音、吸引法などの実習に振替え、それに対応できる講師陣を集めてほしい。
(5)教材 東大チームの作製したビデオテープは内容が充実していてよかった。
レッスン・シリーズというビデオは物足りない。
(6)見学 シャントに興味があります。
京都まで行ったのだから、神戸大学まで足を伸ばしてシャントを見学したい。
(7)滞在生活 ホテル、食事など不満はない。もし、可能であればJICAの研修センターに宿泊が許されれば、交流範囲が広がり有益である。
(8)後付け指導 後付けの指導は極めて有効であった。
講習会を開催すること自体に士気を向上させる大きな力がある。
(9)自国指導員の現地養成 将来にそなえ、緊急に5名くらいの養成を手がけたい。
(10)喉頭摘出者団体の組成 現在、セランゴール州に設立されている。
将来、マラッカやコタバルにも作りたい。
評価リスト (8)国名 ネパール 発言者 ラケシ・プラサド
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 過去に4回、招聘された。
回数その他、満足している。
(2)研修生の選考 英語圏に組み込まれることが多く、英語に堪能なことが条件になった。
ネパール語を使っている人の方が多い。
(3)研修課程および内容 前半は講義だけになっている。
技術移転の前に自分自身の発声力の充実を図りたい。前半、後半を問わず、毎日、発声実技の時間を入れてほしい。
(4)講師 総じて、外部講師のほうが聞き応えがあった。
医師、スピーチセラピストの時間がもう少し増えてもいい。
(5)教材 テキストはよくできている。
ビデオも内容が良い。
実技演習に使ったビバ・ボイスを母国で使いたい。
(6)見学 見学で京都まで行った。
途中の名古屋とか、静岡の喉頭摘出者団体と交流を持ちたかった。
(7)滞在生活 ホテル、食事、などに不満はない。
自炊可能であれば、さらによい。
(8)後付け指導 後付け指導よりも、専門家派遣を望む。
2〜3名の後付け対象者を集めて、それだけで講習会を開催するというのは、いかにも勿体ない。
1人の専門家でも両方をやってもらいたい。
(9)自国指導員の現地養成 適性のある人物を選び、毎年2名を養成したい。
(10)喉頭摘出者団体の組成 現在、カトマンズにおいて活躍しているが、将来の展望としては西部のポカラにも進出したい。
評価リスト (9)国名 パキスタン 発言者 M.ジャリシ
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 過去4回招聘を受けた。日本財団の招聘は手続きが判りやすい。JAICAの手続きはわけがわからない。
(2)研修生の選考 1回に1〜2名ずつで、人数が少ない。
ビザの発給では若い人を切り捨てる傾向がある。
行った人は満足しているので、それが救いだ。
(3)研修課程および内容 内容もカリキュラムも、よく出来ている。
自己の発声力がたりない人がいた場合、苦労するようだ。
発声練習の補習も考えてほしい。
(4)講師 スピーチ・セラピストやソシャルワーカーなどを加えてほしい。
精神科医も入れてほしい。
(5)教材 テキストもビデオも大変よく出来ている。
しかし、一部は十分活用されていない。
(6)見学 東大の音声言語研究施設は良かった。
さらに近隣の喉頭摘出者クラブをいくつか加えてほしい。
(7)滞在生活 ホテルは良かった。自炊出来れば、さらに良かった。休日の活用についても、もっとアドバイスがほしかった。
(8)後付け指導 帰国研修生は経験浅く、人数も少ないので、自信が不足しています。
ここ2〜3年は是非、面倒を見てほしい。
(9)自国指導員の現地養成 毎年、1名でも自力で養成したい。
クラブの会長、顧問の医師が積極的にかかわる計画をたてている。
(10)喉頭摘出者団体の組成 現在、カラチ、ラホール、に団体がある。
将来はイスラマバードにも設立したい。
評価リスト (10)国名 フィリピン 発言者 ルネ・トアゾン
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 現在まで3回、しかも1名ずつで少ない。
(2)研修生の選考 マニラに集中してきたので、今後は島部にも分散して選考したい。
(3)研修課程および内容 課程は良くできている。
講義も実習も勉強しやすいと感じた。
もう少し理論的な部分が多くなった方が良い。
(4)講師 良い先生が揃っていて、とても勉強になった。
1人だけ、説明があまり上手でない先生がいて判り難いことがあった。
(5)教材 立派な教科書が揃っていて、役に立った。
欲をいえば、母国へ帰って、そのまま読本として使えるような物がほしい。
(6)見学 日本の南のほうの見学が多かった。
東京から北のほうも見学したかった。
京都と奈良で寺院ばかり見学した。多すぎる。
(7)滞在生活 宿舎もセンターも立派で申し分ない。
物価が高いのに驚いた。
とくに食費が高くつくので困った。
(8)後付け指導 後付け指導はみんなが待っている。
習う内容も貴重だが、日本から来てくれるのが嬉しい。
発声の完成度が高く、参考になる。
(9)自国指導員の現地養成 一年に2名ずつを計画している。
現在はルソン島だけに集中しているが、将来ミンダナオ島からはじめ、島々へ配置できるようにしたい。
(10)喉頭摘出者団体の組成 現在マニラに1団体だけである。
フィリピン全土をカバーする団体を目指している。
評価リスト (11)国名 タイ 発言者 スナンタ・ポルファピー
評価項目 提起内容
(1)対象国の選定 3年周期で招致があり、タイの協会として指導員の送りだし、後補充が円滑に行われた。
(2)研修生の選考 シリラジ病院のDr.ビタバシリを中心に全国の耳鼻咽喉科医に呼びかけ、募った。声のレベルと帰国後のボランティアの可能性で選んだ。
(3)研修課程および内容 見学先をもっと多くしてほしい。
中規模支部の運営に興味をもっている。
スピーチセラピストや、カウンセラーの話しを聞きたかった。
(4)講師 部外の講師の話しがよかった。
発声指導の技法説明に同一の状況なのに、全く逆のことを聞いたことがある。
(5)教材 良くできている。
母国でもこのまま増刷して教科書として使うつもりである。
(6)見学 生活の中に、仏陀や寺院が深く関わっていて良いと思った。
テーマパークをもっと見たいと思った。
(7)滞在生活 宿舎は立派で申し分ない。
できれば自炊したかった。
休日のオプションがもう少し多ければ嬉しい。
(8)後付け指導 バンコクだけでなく、国内の各支部へも、後付け指導を実施してほしい。
ただ1人の先生でもインパクトが大きく、あとまで良い影響が残る。
(9)自国指導員の現地養成 毎年3名を目標にしている。
支部の拡大と関連があり、なるべくバンコク偏重を避け、地域的に均整のとれた配置を目標に努力を続けている。
(10)喉頭摘出者団体の組成 現在、国内に12ケ所の支部があり、月例会が開催されている。各県に1ケ所として、将来は40支部を目標にしている。
 
Evaluation Meeting for the 2001 on the Project of Training Course for Esophageal Speech Instructors
1.Date
Registration: May 10, 2001
Report Meeting: May 11, 2001
Evaluation Meeting: May 12, 2001
Exchange Party: May 13, 2001
2.Venue
Hotel Chang Fu Gong,
26, Jian Guo Men Wai St., Beijing, China
Hotel Xinqiao,
No.2, Dongjiaominxiang St., Beijing, China
3.Participants:
Bangladesh Kamal Uddin
China Han De Min
  Ji Yan
Hong Kong Lam. Lai Kun
  William I. Wei
India Premanand
  Brij Mohan Abrol
Indonesia Nury N. Handikin
Japan Shouhei Sakagami
  Susumu Hisanaga
Korea Won-Pyo Hong
  Gill Ryoung Kim
Malaysia Imran Gurbachan
  Mohd Amin Jalaludin
Nepal Rakesh Prasad Shrivastav
Pakistan M. Jalisi
Philippines Rene S. Tuazon
Thailand Karoon Trakulphadetkrai
  Sunanta Polpthapee
19 participants from 12 countries
4. On May 12, 2001(Sat), report and discussion on the agendas were done with attendance of all of the 19 participants from 12 countries, mentioned above, at the meeting room of the Hotel Chang Fu Gong.
 
All the representatives made presentation on the following evaluation items A and, after having discussion, summary was made as mentioned in B.
 
A: Evaluation Items:
(1)Selection of target countries for the training course
(2)Selection of trainees
(3)Curriculum of the course and its contents
(4)Instructors
(5)Training materials
(6)Observation
(7)Trainees' stay for the course
(8)Follow-up instruction
(9)Domestic efforts for the training of instructors in each countries
(10)Organizing of laryngectomees' groups
 
B. Summary of the matters evaluated:
a. The direct objectives of this project, i.e. training of esophageal speech instructors, has been achieved with the fruits of 35 instructors by invitation trainings to Japan and 370 instructors by training courses with dispatched instructors, including follow-up trainings.
According to the report, these instructors trained by this project have promoted ongoing esophageal speech trainings as core initiators. As results, 54 times of the courses have been held so far in 12 countries with 1,747 participants.
The figure mentioned above is considered to have ripple effects on the rehabilitation of laryngectomees in the future and it should be admired.
b. The invitation training program to Japan was found to have unexpected many issues. As it has a restraint in the number of the trainees, i.e. only one trainee to be dispatched from each of affiliated country, it might cause certain kind of uneasiness among the trainees invited and complaints to interpreters as well.
There are more requests to continue the follow-up trainings, which have been introduced, on the way of the project. The trainings are satisfactory accepted as more efficient because it could have more trainees in a course.
In addition, the trainees can join the course in own countries so that they felt more comfortable. This advantage has been much enjoyed by those who could commute to the training venue from own homes.
5. Report Meeting:
Before the Evaluation Meeting, 18 representatives made reports on the current situation of activities in the 12 countries from 12 nations at the meeting room of the Hotel Chang Fu Gong. The contents of the meeting should be referred in the attached report.
6. Exchange party:
An exchange party was held at the last day of the meetings at a temple in Beijing. IN addition to the 19 representatives from 12 countries, 20 members of Beijing Support & Help DISABLED Promotion Resond Association of China joined the party and deepened friendship.
 
Free Discussion
President Susumu Hisanaga(chairperson):
We will now hold a free discussion.
First of all,I would like to ask Prof. M. Jalisi to talk about America.
Prof. M. Jalisi(reply):
 As I said in my report, Ginreikai appears in 5-6 minutes of the video I received from America. There is a scene where President Susumu Hisanaga is speaking. American people seem to be having trouble using the Brom Singer. That esophageal vocalization is being reconsidered as the best vocalization method was completely fresh news. It means that activities that AFLA began are now spreading to the American continent. These achievements of AFLA deserve praise. You could say that the efforts of Mr. Shigehara, Mr. Nakamura, and Mr. Hisanaga have born fruit. There are actually several hundred speech therapists in America, but few of them know about esophageal vocalization. That is why AFLA's instructors should go to America and instruct speech therapists how to effectively teach successful esophageal vocalization.
President Susumu Hisanaga(question):
 I would like to ask Prof. Won-Pyo Hong about laser surgery, I have heard that in Korea there is a highly skilled doctor who performs laser surgery and the larynx is not removed. What is the influence of this surgery?
Prof. Won-Pyo Hong(reply):
 I think that laser-beam surgery is effective in the early stages of cancer, but it is not quite effective in cases of advanced cancer.
 I am currently promoting a new method called photodynamic therapy. This is also effective with early stage cancer and enables us to widely expand a section of the larynx and look at the diseased area projected on a screen.
 I would like to know exactly what the Korean doctor you mentioned has been saying. President Hisanaga, where did you hear about this?
President Susumu Hisanaga(reply):
 I saw it in a newspaper-in the Philippines when the Standing Committee Meeting was held there.
Prof. Won-Pyo Hong(comment):
 This surgery has not yet become general. These days we are performing a removal of the larynx that is not a complete removal. In cases where not an the larynx is removed and a small section remains, it is possible to vocalize without using speech aids such as the Brom Singer.
Prof. Gill Ryoung Kim(opinion):
There are many methods. In comparatively light cases, it would be possible to treat only the surface with a laser.
 Laser treatment would be impossible in cases where a laryngectomy is necessary.
President Susumu Hisanaga(comment):
 I understand. Thank you.
Prof. De Min Han(opinion):
 I have a new proposal.
 All the Standing Committee members are the top representatives of their respective countries, but it seems that we are wasting precious chances by only holding discussions at this meeting. Why don't we make opportunities to hold discussions with local doctors? By inspecting large local hospitals and other activities, we would have the opportunity to establish new relation ships and gain new colleagues internationally.
Dr. Brij Mohan Abrol(opinion):
 I think that is a splendid idea. We could also see speech therapists at work, for example. There is not much point if we just talk, eat, and then leave. We could study together in working lunches, for example. While medical exchange is vital, it is also educational to have exchange with local laryngectomees.
*President Susumu Hisanaga(chairperson):
 Finally today I would like to ask Prof. Mow-Ming Hsu of Taiwan, who will host the next Standing Committee Meeting, to give the closing remarks.
Prof. Mow-Ming Hsu(closing remarks):
 Taiwan goes by the lunar calendar, and so there is a possibility that February will be the New Year. For that reason, please defer making a final decision about the date of the meeting. I would consider calling for one medical specialist to explain about the situation in Taiwan.
 President Susumu Hisanaga may be worried about there being no more laryngectomees and AFLA disappearing. In Taiwan, however, 300 people each year undergo treatment, but in about 40% of these cases the cancer is advanced, and if radiation therapy is not successful, a full laryngectomy must be performed.
 For these people, there is no guarantee that the surgery will be successful. In the worst-case scenarios, the larynx up to the top is completely removed, or transplanted from another part of the body
 AFLA's role is invaluable. I will do all that I can before next year's General Meeting. For tours, we have green mountains and a blue ocean. Please look forward to these.
President Susumu Hisanaga(comment):
 We have resolved the problem regarding the FY year, so it would be better to hold the meeting in April.
Prof. Mow-Ming Hsu(comment):
 April is very warm, but it is a good season. I shall plan for the middle of April.
President Susumu Hisanaga(comment):
 Prof. Mow-Ming Hsu has made his closing remarks, so the meeting is now adjourned. I would like to reiterate my gratitude to Prof. De Min Han of China. Thank you very much.








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