応急手当の知識を身につけてお互いに生命を助けましょう
[1]観察
●観察のポイント
1.意識はあるか?
2.呼吸はあるか?
3.脈はあるか?
4.出血はあるか?
5.周囲の状況は安全か?
観察とは、けが人や病人の容態及び周囲の状況をよく見ることです。
正しい観察は、適切な応急手当をするために重要です。
[2]気道確保
呼吸がなければ人工呼吸開始
意識のない人は、舌が落ち込み気道がつまった状態になります。
まず、気道確保をして下さい。
人工呼吸の重要性
※例えば、呼吸停止してから4分後に人工呼吸を実施すると50%の人が助かります。
[3]人工呼吸
呼気吹き込み法
(マウス・ツー・マウス)
1.口腔内の異物を除去する。
2.気道確保をする。
3.鼻をつまみ、呼気を吹き込む。
人工呼吸は、口腔内の異物を除去し、気道確保をしても呼吸しないときに行います。
●吹き込むリズム Vは呼気を吹き込む時。
●吹き込む量
●成人600〜800cc
●子供400〜600cc
※胸がふくらむことを確認する。
[4]心マッサージ
心マッサージは、総頸動脈で脈が触れないときに行います。
胸骨圧迫心マッサージ
●圧迫部位
●圧迫するリズム
●成人1分間に60回
●子供1分間に90〜120回
●圧迫する強さ
●成人3〜5cm沈む程度
●子供1〜2cm沈む程度
※乳児は、2本指、幼児は片手で圧迫します。
●正しい姿勢
●胸骨にふれる部分
指先は必らずもち上げる。
心肺そ生法
心肺そ生法とは、呼吸も脈もないときに人工呼吸と心マッサージを併用して行うことです。
(2人で行うとき)
(1人で行うとき)
※注意:生体での練習は決してしないで下さい。
(監修 名古屋市消防局)