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2.4PEC改良及び海上検証実験
2.4.1PEC(PC用航海参考図)改良
1.ユーザ設定値のデフォルト化
検討の結果海岸線、等深線等の色及び線幅の設定を下表のとおり固定した。
線種 線幅 線色
海岸線 1p
低潮線 1p
等深線 5m 1p
10m 1p 濃い緑
20m   濃い青
100m   薄青
その他   黒破線
(拡大画面: 180 KB)
z1013_02.jpg
 
2.GPSの設定値
 一度設定された設定値を記憶し保存、変更の無い限り前の設定値を有効とした。
 GPS入力時の速度表示を、キロメートル(km)の表示を削除しノット(kn)表示のみに変更した。
 初期設定のGPSフォーマットを、NMEA-0183に変更した。
 サンプリング間隔については、初期設定で10秒とした。その他に3,30,60,180秒が設定可能である。
(拡大画面: 207 KB)
z1014_01.jpg
 
3.表示モードの線形及び点における詳細設定の保存
 表示モードの線形及び点の詳細設定をシステム終了時に保存できるように改良した。
 
4.前回表示領域の保存
 起動時の表示領域を前回終了した表示領域とするように変更した。
 
5.表示モードで表示する、記号を1.5倍に表示する機能を不適当であるため廃止した。
 
6.ユーザーモードのユーザー登録
 ユーザーポイントの記号として登録可能な記号を3種類(○△P)を用意し、選択できるように改良した。
 また、記号は、PECプログラム(PEC.EXE)のあるディレクトリに登録することでユーザーの作成した任意の記号も表示できるようにした。
 登録可能な画像フォーマットはbmpのみとなっていたが、JPG・TIFFも読み込めるように改良した。
 登録した画像表示領域を拡大できるようにした。
(拡大画面: 177 KB)
z1015_01.jpg
 上記画面は、通常のユーザーポイント表示記号(○)の代わりに、新規に紫(●)の表示記号(point1.bmp)として登録したものを表示した画面である。
 
7.距離計測
 km表示を廃止し、Mile(海里)表示のみとした。
 
8.潮汐表(グラフ)目盛り
 最大値を420cmに変更した。
 変更の理由として、東京湾に比べて瀬戸内海では潮汐変化が大きいためである。
 
9.名称変更
 「雑点→点情報」,「雑線→線情報」に表記を変更した。
 
10.潮流表示の矢符記号
 潮流表示の矢符記号を三角形から矢印に変更した。
 
11.PEC起動時のダイアログボックス
 PEC立ち上げ後にキャンセルボタンが動作しなかったので、キャンセルボタンを有効にした。
 
12.ヘルプ
 ヘルプに、安全情報として海上保安部署一覧を追加した。








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