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回復者の声
私たちの声を聞いて
Voices of Humanity 世界の回復者の声
ひとりの人間として
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ミエン・ファム・ペルチェ(アメリカ)
ハンセン病回復者の会議に出席するため、初めて上司に病気のことを打ちあけた時のことです。
上司にハンセン病回復者だと言いに行くとき、とても緊張しました。
上司はこう言いました。「どんな病気でもかまわない。君という人間が好きだから」
「でも、これまでよりももっと君のことを尊敬する」とも言ってくれました。
 
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フランシスコ・A・V・ヌーネス(ブラジル) (写真上 左)
中国でのワークショップの発言です
自分の手を見る。恥ずかしくない。これは私の手。中国でだってためらわずに人に見せられる。
この手は仕事をする手。この手は子ども達を抱きしめる手。この手は私の人生を支えてきた手。
恥ずかしがることは何もない手。
ウィリアム・マロ(アメリカ) (写真上 右)
もしも私を受け入れてくれない人がいたとしても、受け入れてくれる人はどこかに必ずいる、私はそう信じています。
 
共に歩もう
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サム・ウィルソン(アメリカ)
結婚式の日にサムがテレサに送った言葉です。
テレサは両足義足、サムもテレサも全盲です。
「僕の目になってくれるね。僕は君の足となって、君を運んであげよう」
 
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汲田 冬峯(日本)
私は全盲で、指先の感覚がありません。
唇と舌で点字書を読みます。
唇に 点字書読まむと 当ておれば
髪の匂ひす 誰か触れしや








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