エ　今後の意向

　

[1]　NPO法人取得の有無・意向(取得意向は全体の約5％)

　NPO法人取得の有無・意向については、「取得意向はない」が58.0％を占めている。「既に取得済み」と「近い将来取得意向がある」を合わせて6.3％と少ない。

　また、「近い将来取得意向がある」と回答した団体の会員数を見ると、19名以下が3、20〜49名が2,200名以上が1となっており、規模の小さい団体が多くなっている。

　

[2]　NPO法人取得の目的(「寄付金や公的援助を受けやすい」が最も多い)

　NPO法人取得の目的は、「寄付金や公的援助(補助金等)を受けやすい」(5団体)、「営利を目的とした活動でないことが理解してもらえる」(4団体)、「社会的信用が高まる」、「行政などからの委託業務が受けやすい」、「権利・義務が明確になり責任ある組織体制となる」(3団体)の順になっている。

　

[3]　今後の団体の拡大意向(現状維持が約6割、活動拡大は約4割)

　今後の団体の拡大意向は、「現在の活動を維持したい」が59.0％と、静岡県全体と同様に最も多い。「現在の活動を縮小したい」「活動を止めたい」はいずれも無回答で、逆に、「活動を拡大したい」が16.2％、「現在の活動に加え、新たな活動にも取り組みたい」が23.9％と、積極的な団体が約40％存在する。

　また、「活動を拡大したい」という回答の約半数は会員数19名以下の団体である。

　一方で、会員数19名以下の団体は、「現在の活動を維持したい」という比率が比較的高い。

　藤枝市との関係についてみると、「活動を拡大したい」団体は、比較的に「市から団体の活動について指導・支援を受けている」比率が低く、「市の業務を代行・受託している関係にあり、対等なパートナーシップを保っている」と「市への政策提言や支援活動を行っている」比率が相対的に高い。