日本財団 図書館


はじめに
 造船技術開発協議機構では企画調整委員会のもとに、調査部会を設置し、我が国の造船・海運にとって、今後重要になるであろう研究開発についての分析やブレークスルーとなる技術課題等の考え方を整理し、それに基づく研究目標の設定方法や研究開発の進め方等に関する検討を行っております。平成9年度から始められた本調査は、平成13年度で5年目を迎え、これまで20余の課題について検討を行ってきました。本調査を今後とも継続して実施し、検討を積み重ねていくことにより、より総合的なものにしていきたいと企画しております。
 平成13年度は、アンケート等で公募・提案のあった29テーマ案を中心とした中から、4テーマを選定し調査検討を進め、その結果を調書としてとりまとめました。
 本年度の調査は、時代の転換点ともいえる21世紀への通過時点におけるものであり、今後重要となるであろうテーマについて、新たな視点からの調査検討を行いました。造船・海運に携わる出来るだけ多くの方々をはじめ関連する分野の皆様に、検討いたしました重要課題を周知いただき、また課題に対する多様なご意見をいただいて、その成果を共有していきたいと思っています。そのため、調査検討に対するご意見、ご批判をいただくとともに、次世代の研究開発に対する新たな調査対象テーマについてもアンケート等を通じお寄せいただければと存じます。
 本調査検討の方式についてもさらに工夫を重ね、広く造船・海運の将来の研究開発テーマの発掘に役立つものとして行きたいと思います。意を尽くせぬところが多々あろうかと思いますが、今後とも調査検討に参加していただいた委員の方々をはじめ皆様方の積極的なご意見、ご批評、ご提案等をいただきながら、新しい時代に対応する重要課題を探ってゆければと思っております。
 
      平成14年1月
 
調査部会・部会長 小山 健夫
造船技術開発協議機構 組織
調査部会委員名簿(敬称略、順不同)
小山 健夫    ((株)日本海洋科学技術研究所代表)
荒川 和彦    (国土交通省海事局技術課新技術普及推進室長)
不破  健    ((独)海上技術安全研究所推進性能部長)
勝原光治郎    ((独)海上技術安全研究所システム技術部システム解析研究室長)
角 洋 一    (横浜国立大学大学院海洋空間のシステムデザイン教室教授)
内藤  林    (大阪大学大学院工学研究科船舶海洋工学専攻教授)
岡山  透    (財団法人日本海事協会機関部長)
安孫子玲一郎   (日立造船(株)船舶・防衛事業本部技術統括部部長代理)
富田 正和    (川崎重工業(株)船舶カンパニー技術本部基本設計部長)
末岡 英利    (三菱重工業(株)船舶・海洋事業本部船舶技術部次長)
笹島  洋    (石川島播磨重工業(株)船舶海洋事業本部スタフグループ部長)
井上 幸一    (日本郵船(株)技術開発グループグループ長)
岩澤 勝三    ((株)新潟鐵工所・本館原動機カンパニー技術部部長)
山内 康勝    (住友重機械工業(株)技監)
吉元 博文    ((独)海上技術安全研究所海洋開発工学部主任研究官)








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION