研究項目 |
研究期間 |
担当 |
平成13年度予算(千円) |
研究開発内容 |
計画 |
年度 |
7. 画像処理技術を利用したグランドパッキンのひずみ分布測定方法 (財団助成) |
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事業グループ 技術チーム |
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グランドパッキンは、船舶の推進軸の軸材料として広く用いられている。この製品は、多本数の繊維束を編み組みする事により紐状体とし、これを所定の長さに切断した後にパッキンボックスと呼ばれる空間に加圧、装着して使用されている。グランドパッキンの加圧時の変形挙動を正確に把握すること及びこのひずみ分布をコントロールすることは、軸の磨耗を極力少なくし、理想的な軸封を達成する上で重要である。しかし、グランドパッキンは不均質で異方性を有する編み組み構造であるため、従来はその変形を性格に測定することは困難であった。本調査研究は、この課題を解決するため、最新の画像処理技術を利用したグランドパッキンのひずみ分布測定法により最適な締め付け量を割り出し、より優れたグランドパッキンの開発に役立てようとするものである。 |
8. 舶用燃料油中のN分含有率とNOx排出値 (財団助成) |
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事業グループ 技術チーム |
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現行のIMO/NOxテクニカルコードでは、燃料油に含有されるN分に関する補正が考慮されていないため、N分の含有率の高い粗悪油を使用した場合は、他の条件は同じであってもNOxの規制値をオーバーしてしまう可能性がある。このため信頼できるテクニカルコードを作成するためには燃料油に含まれるN分がNOxの生成要因として与える影響度を正確に把握する必要がある。
本調査研究では、実船から採取した燃料油サンプルのN分含有率とそれによる発生NOxの因果関係を明らかにする。
また、得られた結果をもとにIMO/NOxテクニカルコード改正のための提案要素案を検討する。 |
9. 小型交流発電機の高効率・低コスト化 (財団助成) |
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事業グループ 技術チーム |
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従来、船舶用の発電機は、円筒回転子が主に採用されているが、高効率、低コスト化の点から改良が求められている。 本調査研究では、発電機の小型化と発電効率の改善及び製作のコストの低減を図るため、小型発電機では採用されることが少なかった突極構造の回転子と負荷応答特性に優れたデジタル電圧制御装置等を採用した中小型船向けの発電機を開発するための調査研究を行う。 |