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v 1号艇の重量重心位置測定結果
 
業務報告書 (4)
 
「身体障害者用ヨット大号艇建造に関する設計管理業務等」委託業務のうち、第3項に関連する第1号艇の重量重心位置測定値について、その内容を確認しましたので、御報告致します。
 
身体障害者用ヨット、「有明」の重心査定結果について。
1、計画排水量 2117kg 上下重心位置 0.221m にたいし、乾舷実測による排水量 2275kg 傾斜試験による重心位置 0.363mである。すなわち、重量が増加し、重心位置が上昇している。
2、復原性に関するデータを実測値入力により得られたIMS証書から読むと、復原力消失角115.4度、P/N比 (GZ曲線で囲まれた、正の範囲の面積と負の範囲の面積の比) 2.38 である。
3、JCIの基準 (小型帆船特殊基準) は90度傾斜時に正の復原力を持つことであり、この条件を十分満足している。
  なお、IMSによるレース参加資格は0RCカテゴリー2(沿海〜近海相当)を取得できる復原性を持っている。
4、従って、「有明」は、沿海区域を航行範囲とする小型帆船として十分な復原性を有していると考えられる。
 
以上
 
2002年2月7日
林 賢之輔設計事務所
 
 
 
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vi 確認業務日誌
 
業務報告 (5)
 
「身体障害者用ヨット第2号艇建造に関する設計管理等」委託業務第4項を実施しましたので、御報告致します。
 
業務日誌 (抜粋)
2001.07.11. 第1回開発部会
2001.09.25. 1号艇「有明」改造等の内容確認 (業務報告書 1)
2001.10.24. 型の確認 (業務報告書 2)
2001.10.30. 2号艇の建造仕様書の作成
2001.11.14. 第2回開発部会
2001.11.17. 建造仕様書の改正 (業務報告書 3)
2001.12.02. FRP型修正仕様書の作成 (業務報告書 2-2)
2001.12.20. 2号艇建造見学および工程確認
2002.01.09. 2号艇用スライドシートの図面検討
2002.01.11. 2号艇用エレベーター製作状況問い合わせ
2002.01.15. チェーンプレート寸法検討
2002.01.17. 図面等のチェックおよび打合せ
2002.02.07. 1号艇復原性計算書の検討 (業務報告書 4)
2002.02.19. エレベーター仕様決定 (1号艇と同じ)
2002.02.22. 2号艇建造見学および工程確認
2002.02.25. ぎ装品関係打合せ
2002.03.04. セールメーカーとの打合せ
2002.03.14. 第3回開発部会
2002.04.06. 2号艇 JCI検査証書内容確認
2002.04.11. 2号艇完成前検査
2002.04.21. 2号艇完成検査、セール検収、各部動作確認、引渡し完了
2002.04.22. 業務報告書の作成、提出
 
以上
 
2002年4月22日
林 賢之輔設計事務所
 
 
 
平成13年度「身体障害者用ヨットの開発」事業
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