はじめに
財団法人 海外造船協力センター(以下「OSCC」という。)は、アジア・パシフィック地域各国のポートステートコントロール検査官の中級研修に関し、平成12年度に財団法人 東京エムオウユウ事務局(以下「TMS」という。)から第1回目の研修実施業務を受託した。
受託業務の範囲は次のとおりである。
I 研修の実施
1. 座学研修計画の作成
2. 演習問題集の開発
3. 座学研修の実施(テクニカルビジット、研修旅行を含む。)
II 付帯業務
1. 地方運輸局における実習の支援
2. 研修受講者の宿泊
3. その他これらに付帯する業務
これらの受託業務は、講師の派遣、テクニカルビジットの実施、地方運輸局における実習の実施等に関し、関係機関の協力なくしては実施することが不可能なものであるが、国土交通省、同地方運輸局(海運支局を含む。)、同神戸海運監理部、財団法人日本船舶振興会、日本無線株式会社ほか多数の関係者の積極的な協力と支援が得られ、これを円滑に実施することが出来た。ご協力とご支援をいただいた関係機関及び関係者の皆様に深甚なる謝意を表する次第である。
以下に、本研修の実施概要を受託業務の実施報告書として取りまとめた。