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平成12年度は以上の内下記の研究事項を実施した。

 

1] 基本水準標の楕円体上の高さ測量

a 対象区域:瀬戸内海(大阪湾、関門海峡を除く)の本州、四国沿岸域及び各島の沿岸域

b 計測点数及び計測時間:既存の基本水準標を対象とし、計測点の分布密度は全数のほぼ1/2程度61点、2時間/点

c 使用システム:2周波型GPS測量受信機による。

 

2] 基本水準面高低モデルの開発研究

a 基本水準面の楕円体高に関する資料収集及びデータベース化

1]のデータのほか、対象海域内の験潮成果を収集の上、データベースを作成する。

b 平均海水面(ジオイド高)に関する資料収集及びデータベース化

精密ジオイド高成果を各方面から収集の上、データベースを作成する。

c 平均海水面と海図の基本水準面(略最低低潮面)との差(いわゆるZ0)に関する数値シミュレーション情報の収集及びデータベース化

平均海水面と略最低低潮面データを各方面から収集の上、データベースを作成する。

d 基本水準面局低モデルの構築・検討

 

3] 測量船の高さ精度の検証のためのデータ収集及び解析

検証用験潮器の設置及び回収、観測及びデータ処理等を下記のとおり行う。

a 機器:水圧式験潮器及び験潮桿

b 設置場所:播磨灘、安芸灘及び周防灘の3カ所(水深約20m)

c 観測期間:1ヵ月以上

d データ処理:平均水面、略最低低潮面等を規定に添い算出する。

e 験潮器設置海域付近のK-GPS測定データ及び測深データの収集及び解析

 

 

 

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