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同港の大型船用の係留施設としては、30年以上前に建設された桟橋式岸壁が1バース(185m)あるが、鋼杭の腐食による老朽化が進んでおり、岸壁は構造強度の低下から荷重制限が課せられる状況となっている。また、大型船舶の長期荷役による他の船舶の沖待ちの増加やコンテナの大型化が進んできていることから、埠頭の使用に著しい支障を来している。

このような状況の下、サモア政府は、「第二次アピア港拡張計画」を策定し、この計画のための詳細設計に必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

 

4. コンサルティング企業関係団体との意見交換会の開催

 

平成13年1月12日(金)15:00〜17:00国際協力事業団会議室において標記意見交換会が開催された。国際協力事業団中垣調達部長から、「最近のJICA及びコンサルタント契約の動向について」、山浦調達部管理課長から、「契約制度改善の方向について」説明があった。その後、国際協力事業団調達部、コンサルティング企業関係団体10団体から約20名が参加し、活発な意見交換会が開催された。

 

5. 外務省開発協力課に対する新規案件の説明について

 

2月8日(木)、外務省会議室において、平成13年度の開発調査候補案件に関するヒアリングが行われ、12年度に当協会が実施した運輸関係開発調査候補案件等について説明を行った。開発協力課からは4名が、当協会からは鈴木常務理事他3名が出席し、個別案件について説明を行った。開発協力課では、13年度における新規開発調査の選定について、当協会のヒアリング内容を参考にすることとしている。

 

 

 

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