iv) バルブ模型
v) ディーゼルエンジンシミュレーター
(2) フィリピン国
1995年現在、船員教育・訓練を実施している施設は100校以上あったが、1999年STCW'95条約に適合した教育が実施されていると、海事訓練審議会(MTC)に認定されたものは33校のみである。
フィリピン国の海事教育・訓練システムの核となっている施設に、国立航海技術訓練所(NMP)がある。NMPは、大統領令1369号により設立され、1983年司厨員コースからスタートして以来、現在の29の資格向上モジュール開設に至る間、この国の海事・教育訓練システムの改善に貢献し、近年ではIMOモデルコースに沿った訓練コースの改善を進めている。
現在は、タクロバン訓練センターでのみ訓練が実施されているが、近い将来キャビテ校を設立し、その教育の範囲を広げる計画を持っている。計画されている教育・訓練コースは以下のとおりである。
1) タクロバン訓練センター
i) 甲板部訓練セクション
レーダーシミュレーター訓練
操船技術訓練等
ii) 機関部訓練セクション
船舶推進システム訓練
補機システム訓練等
iii) 無線通信訓練セクション
無線通信士コース
iv) 専門コース
タンカー習熟一般
船員用コンピューターコース等
v) 海上安全コース
初歩的な応急手当
防火及び消火等
vi) 特殊訓練
海運英語
教官の訓練コース
vii) 見習職員訓練プログラム
シミュレーター基礎コース