(3) MAHAPOLA TRAINING INSTITUTE_SRI LANKA PORT AUTHORTY (MTI)
1995年Port Authorityの中に設けられたセミガバメントの特殊訓練の施設である。コロンボ市内にあり、訓練施設そのものは小さく、訓練機材としては実物大の荷役装置が設けられている。その他は講堂、消火訓練装置及び電気・電子計測機器、溶接訓練機材、超音波試験器の実験室を所有している。
(4) MERCANTILE SEAMEN TRAINING INSTITUTE (MSTI)
本校は、1986年に設立されたMercantile Maritime Management Ltd. によってマネージされている部員対象の民間訓練施設である。コロンボより南に下ったゴール(GALLE)に位置する。乗船訓練が自社船を利用して容易に訓練できるからか施設は非常に小規模で教室も3室のみで小さな工作実習室、レスキューボート、救命艇とボートダビット及び汚水処理が十分に考えられていない消火訓練装置がある。
ただし、コックコースの厨房施設は立派なものが設置されている。
(5) TECHNICIAN TRAINING INSTITUTE (TTI)
本校は、1985年に設置された国立の職業訓練学校で、船員に関するコースとして機関部のコースがある。訓練機材としては、大きなものは工作機械の実習室と溶接訓練室があるが、その他は各教室に機関部のパーツの展示品だとか、制御装置の原理を説明するための簡単な教材がある。規則改正に伴い、機関部船員の当直に関する教育も入れたいが難しいとのことである。
国営のため授業料は無料である。
4.1.2 訓練機材の現況
予算の関係で、どの施設も教育機材は少なく、机上の勉強が多くなっている。しかし、数少ない機材は、良くメンテナンスされ古い型式のものも大切に使用されていると感じられる。国立の場合は、故障に対してもパーツの購入に時間がかかっているようだ。
各訓練施設が所有している教育訓練機材は次のとおりである。図書については各施設とも古くて数が少ない。
(1) COLOMBO INTERNATIONAL NAUTICL & ENGINEERING COLLEGE (CINEC)
1) 工作室
*旋盤、圧延盤、穿孔機及び冷凍装置模型