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表2.2.2 証書および検査とその手法

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そこで、NOx鑑定検査を実機および実船で実施する際の不明瞭点や問題点を抽出し、解決方法を検討するため、申請手続・証書の発給から就航後の検査に至るNOx鑑定のシミュレーションを実施した。それぞれ異なる船主・造船所・エンジンメーカの組合せで3組を組織し主機関について実機・実船でのシミュレーションを実施した。(表2.2.3)

検査方法は、予備検査として試験台での試験を、初回検査としてエンジンパラメータチェック法および簡易船上計測法を、定期・中間・年次検査はエンジンパラメータチェック法を採用した。定期検査等では部品が汚損した場合の影響調査を目的として、就航1年後および既存船においても実施した。

 

表2.2.3 シミュレーション対象エンジン・対象船舶

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(2) NOx鑑定シミュレーションの実施結果

各シミュレーションを実施した結果以下のことが判った。

 

(a) 試験台での試験

1) 試験手順自体はおおむねスムーズに実施できるという感触を得た。

2) 試験に供する分析機器や測定計器類の検定間隔が短い。

 

 

 

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