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また、多くの主要な供給者(例えば、MAN B&W、E.M.T.S、Kopcke Group、Framo A/S、Fuji Group)と協力協定を結んでいる。さらに潤滑油、化学物質、ガス及びペイントの年間供給契約等も締結している。これらの協定や供給者との長期的な関係は、コスト改善に寄与している。

 

4) 機器部品の調達、在庫の管理

a) 部品交換の時期

主要供給者の推奨に従うが、D社の経験にもよる。

b) 部品調達先

調達先は多数ある(調達先は上記1.3のc)と同様)。時々選択の余地がなく1社のこともある。D社はいつもオリジナルの供給者から購入するとは限らない。

 

5) 舶用機器に関する電子マニュアル・文書

a) CD-ROM形式等電子媒体の文書を受け取ったことはあるか。

これまではないが、電子媒体の文書は歓迎。D社の船舶はCD-ROM対応のパソコンを持っている。

 

6) 保守整備に関する履歴情報

a) どのような履歴情報を管理しているか

通常の保守管理の履歴情報に加え、事故履歴情報。

 

7) 舶用機器のリモートモニタリング

D社は舶用機器のリモートモニタリングはやっていない。D社は機関長等を乗船させており、リモートモニタリングの必要性はない。将来においても熟練した職員を乗船させるであろうからリモートモニタリングの必要はない。

 

4.2 舶用機器供給者との情報交換の現状

 

4.3 情報通信技術の活用により期待するアフターサービス

a) 供給者による機器に係る技術コンサルタントサービス

電子機器については必要性を感じるし重要である。

b) 電子情報マニュアル

非常に役立つ

c) 舶用機器供給者による保守整備の迅速さ・正確さの向上

重要

d) 舶用機器供給者による部品配達の迅速さ・正確さの向上

配達時間が長くなることは問題になりうる。

e) 事故原因究明の迅速さ・正確さの向上

D社は、一般的に原因究明は非常に遅いと感じている。

 

 

 

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