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図11

 

3.4.2 制御方式による相違

マクロ操作による操船を、従来方式による操船と比べると、

・操船時間:大幅に短縮されている。

・操作の回数:ほぼ半減しており、作業負担が大きく軽減されている。

・タグボートの負荷率:やや高くなっている。

 

3.4.3 考察

マクロ操作による操船では、複数のタグボートに同時にコマンドを出すことができるため、タグボートに対して、従来よりもきめ細かな動きを要求することができる。

たとえば「速度と方位を同時に変更する」といった複合的な制御も容易に実現できる。タグボートの負荷率が高くなったのは、そのためであろうと考えられる。

共通条件

・対象船=VLCC(満載)

・場所=京葉シーバース(B錨地から西バースまで)

・風向=135度、風速=10m/s

 

表1 操船結果の比較

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