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海のふしぎ

 

みなさんは、日ごろ、海をなんとなく見たりしていると思いますが、海にはふしぎがいっぱいです。

 

【海の水はどうして塩からいの?】

1. 地球が誕生したばかりのころの大気の中には、塩を含む大気ガスなどが含まれていました。これらの成分は雨にとけて、海へ運ばれました。

2. 海水は、まわりからいろいろな物質をとかしこみ、まざりあって食塩になりました。

3. このような状態がくりかえされ、海水中に食塩がふえ、塩からくなりました。

 

【海流はどうしておきるの?】

いつもだいたい同じように進んでいる海水の流れを海流(かいりゅう)といいます。海流を起こす原因は、いろいろあるのですが、最大の原因は風です。また、地球の自転(じてん)も海流に影響します。

<海流の原因となる風>

1年中ほぼ同じ方向にふく風、貿易風(ぼうえきふう)と偏西風(へんせいふう)が、大きく影響します。

<地球の自転>

海流も、風や地球の自転で、北半球では進行方向の右に、南半球では進行方向の左に曲がります。

 

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【潮の満(み)ち干(ひ)はどうして起こるの?】

地球と月は、ハンマー投げの選手がハンマーを回しているような形で、たがいに引力で引き合いながら回っています。このとき、引力とつりあう遠心力(えんしんりょく)も働いているので、月と地球はぶつかることもはなれることもありません。

 

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