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3. 日韓の品目別舶用製品競争力比較

次に、製品別に韓国の舶用製品競争力を日本との比較を中心に見ることとする。

日韓両国の業界インタビューの結果は互いに類似しており、いずれも、舶用製品の中でも、特に、ポンプ、航海計器、ガバナーを始めとした一部のエンジン部品については、韓国の競争力は低いとされている。

 

表:業界インタビューによる韓国の舶用製品競争力評価

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資料:国内インタビュー調査、現地インタビュー調査

 

このような傾向は、貿易統計からも概ね確認できる。次表は、日本の対韓国純輸出比率(定義は前述)と対韓国輸出動向をまとめたものである。一般に、輸出入上の制約がない場合には、ある製品における一国の競争力は、結果的に貿易統計に反映されると考えられている。その代表的な指標が純輸出比率である。また、従来、韓国は舶用製品の国産化を推進してきた。国産化が順調に進展した品目については、韓国の新造船建造量が増加しても、日本からの当該製品の輸出は、増加しない。従って、日本の対韓輸出の動向自体が、韓国の競争力を示す指標となる。

 

 

 

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