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図:三星重工業のニューミレニアム・ビジョン

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資料:三星重工業ホームページ

 

(4) その他の造船企業

1] 大宇重工業(大宇造船工業)

大宇重工業は、当初予定より5ヵ月遅れた2000年10月に大宇造船工業(造船部門)、大宇総合機械(機械部門)、大宇重工業(債務管理を目的とした残存会社)に3分割された。株式分割比率は、大宇造船工業21.34%、大宇総合機械18.08%、残存会社60.58%であり、大宇造船工業の資本金は2,457億ウォンとなった。

大宇造船工業は、2000年11月に「グローバル・トップ2010」を発表している。その中で、ワークアウト対象からの早期脱却を目指すと共に、2010年までに売上高100億ドル、営業利益20億ドルを達成し、世界最高の造船・海洋専業企業に成長することを目標としている。

2] 韓進重工業

韓進重工業は、1999年に韓進建設、コリアタコマを合併し、造船、建設、プラントの3つの主力事業を有する企業に再編された。

3] 三湖重工業

三湖重工業は、1997年12月に不渡りを出した後、法定管理に入った。その後、第3者売却と経営の正常化のため、3兆1,000億ウォン規模の金融債務を7,500億ウォンに減免することで債権団と合意した。さらに、三湖重工業を設立し、三湖重工業が旧漢拏重工業を引き受けた上、99年10月に現代重工業の委託経営下に入る契約を締結した。委託経営期間は、5年間であり、この間、現代重工業は、三湖重工業に関して発生する費用全て、及び営業利益の10%の支払いを受けることとなった。

 

 

 

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