日本財団 図書館


運営形態は営業、調達は現代重工業が代行、設計、生産、アフターサービスは三湖重工業が行うかたちとなっている。

 

7. 電子商取引の取り組み

韓国の造船業界では、表に示すように複数のB2B取引が推進されている。

 

表:韓国国内の造船分野B2B推進状況

061-1.gif

資料:毎日経済新聞2000年8月1日

 

1] e-Market Place (EMP)

造船業界のB2B取引システムとして、現在、インターネットで不特定多数の需要者、供給者間の取引を可能にするe-Market Place(EMR)構想が進められている。この構想は、造船大手5社と、エレクトロニクス業界7社が共同で新会社を設立し、運営に当ると言うもので、既に6月に関係会社による協力了解覚書に署名が行われた。計画では2000年11月中に試験稼動、来年には本格稼動を行うこととなっており、現在、対象品目の選定を含めた準備作業が行われている。このシステムが完成すれば、日本の舶用機器企業も利用できるものとなる。

 

表:協力了解覚書署名企業(2000年6月16日)

061-2.gif

注:今後、三星電子、LG電子の参加の可能性もある模様。

資料:現地報道

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION