(5) テングサ場
テングサは、体長10〜30cm位で暗紅色を呈し偏圧した針金様の体枝からなる。温暖域海岸で見られ、外海に面する岩礁上や内湾では、外海水の影響の強い場所に根付き、約20mの深さまで生育する。多年生で周年に根付くが、特に春から初夏に繁殖する。
(6) アオサ・アオノリ場
アオサは、各地の海岸で干潮線付近の岩石に生育する緑藻類の海藻である。長さ5〜25cm、形状はアオノリに似て、ヘリに波形のひだがある。主に家畜用飼料。
アオノリは、緑藻類アオサ科アオノリ属の海藻類の総称である。各地の浅海や河口付近の岩石に生育する。黄緑色か鮮緑色で、管状、又は偏平。食用となる。
【資料】「藻類の生活史集成」 堀輝三 編 平成5年
「藻場」 (社)日本水産資源保護協会 昭和62年
「海域生物環境調査報告書 第2巻 藻場」環境庁 1994年度
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