勝部太 (狐のおとっさま)
Futoru Katube
1976年労音主催公演「カルメン」のエスカミーリョでデビュー。翌年「ドン・ジョヴァンニ」のタイトルロールを演じ絶賛される。その後「ラインの黄金」「神々の黄昏」「タンホイザー」「フィガロの結婚」「こうもり」等数多くのオペラに出演。また、黛俊郎「金閣寺」松村禎三「沈黙」三枝成彰「忠臣蔵」長野オリンピック記念オペラ「善光寺物語」三善晃「遠い帆」など邦人作品にも多く出演している。團伊玖磨作品においても「素戔鳴」「建・TAKERU」「ちゃんちき」となくてはならない存在である。また、ドイツリートの演奏者としてもその実力は大いに認められている。第45回日本音楽コンクール第1位、第7回・19回ジロー・オペラ賞受賞、第1回出光音楽賞受賞。二期会会員。