日本財団 図書館


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ジュリア・フィッシャー

 

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ヴィヴィアン・ハグナー

 

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樫本大進

 

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スティーヴン・イッサーリス

 

ストラディヴァリウス1717年製ヴァイオリン

「サセルノ」Sasserno

アントニオ・ストラディヴァリが黄金期・円熟期と言われる1717年に製作したヴァイオリンです。1845年にフランスのサセルノ氏が所有していたことから「サセルノ」と呼ばれています。1906年には英国の産業資本家ヘンリー・サマーズ氏の手に渡り、それ以降93年間大切に保管されていたため、製作時のままの素材が多く残っており保存状態が非常に優れています。1999年5月に購入いたしました。

 

ストラディヴァリウス1722年製ヴァイオリン

「ジュピター」Jupiter

アントニオ・ストラディヴァリが円熟期と言われる1722年に製作したヴァイオリンです。この楽器の保存状態は素晴らしく、最も傷つきやすい楽器の縁部分も全て製作時の素材のままであり、オリジナル・ニスも全体に十分残っています。1998年5月に購入いたしました。

 

ストラディヴァリウス1725年製ヴァイオリン

「ウィルヘルミ」Wilhelmj

この楽器はアントニオ・ストラディヴァリが1725年に製作したもので、当財団は2001年6月に購入いたしました。著名なドイツのヴァイオリニスト、オウガスト・ウィルヘルミ(1845-1908)によって愛用されており、最高級の音色を持つ楽器であると言われています。

 

ストラディヴァリウス1730年製チェロ

「フォイアマン」Feuermann

アントニオ・ストラディヴァリが製作したといわれる約80本のチェロのうち、1730年に製作された楽器です。普通のチェロと比べ、楽器本体の部分が細長いのが特徴です。1930年から世界的に著名かつ日本とも縁深いスイス在住のチェロ巨匠、エマニュエル・フォイアマン氏が長年にわたり演奏活動に使用したことから「フォイアマン」と呼ばれています。1996年12月に購入いたしました。

 

ストラディヴァリウス1736年製ヴァイオリン

「ムンツ」Muntz

アントニオ・ストラディヴァリが1736年に製作したヴァイオリンで、ラベルにはストラディヴァリ本人の手書きで「92歳の作品」と書かれている珍しい楽器です。ストラディヴァリが追い求めた音色を持つ最後の作品として知られ、透明な黄褐色のニスが楽器ほぼ全体に綺麗に残っており、保存状態も音色も格段に優れています。1874年以降、英国の収集家ムンツ氏が所有していたため「ムンツ」と呼ばれています。1997年8月に購入いたしました。

 

グァルネリウス・デル・ジェス1736年製ヴァイオリン

「ムンツ」Muntz

バルトロメ・オ・ジュゼッペ・グァルネリ(1698-1744)〜ストラディヴァリ同様イタリア・クレモナ地方で活躍し、ストラディヴァリに並ぶ最高級の弦楽器製作者といわれ、「デル・ジェス」として知られている〜が1736年に製作したヴァイオリンです。上記のストラディヴァリウス1736年製同様、英国のムンツ氏が一時所有していたところから「ムンツ」と呼ばれています。1995年3月に購入いたしました。

 

グァルネリウス・デル・ジェス1740年製ヴァイオリン

バルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリ(デル・ジェス)が1740年に製作したヴァイオリンです。この楽器は歴史的に最上級のコンサート楽器として知られています。1998年3月に購入いたしました。

 

 

 

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