財団法人日本太鼓連盟主催により「第3回日本太鼓ジュニアコンクール」が長野県岡谷市で開催されるに当たり、お祝いの言葉を申し上げます。
全国各地域におきましては、それぞれの特性を活かした個性豊かな地域づくりに熱心に取り組まれているところと存じます。新世紀を迎え、ますます自主的・主体的な地域づくりの推進が重要な課題となってきており、総務省としましても、これらの取組を支援すべく各種施策を実施しているところであります。
現在、「日本太鼓」については、各地における郷土の特色を色濃く伝える伝統芸能、民族芸能として地域振興に寄与するものと注目されています。また、太鼓愛好者は、子供から高齢者にまで年齢層が広く、さらに、海外においては、日本文化のひとつとして高く評価され、大きな関心がよせられていると伺っております。
本日は、「日本の心」を伝える日本太鼓の次代を担う児童、生徒達が一堂に会し、日頃鍛えた演奏技術を発揮する絶好の機会であります。郷土を代表して出場される皆様には、さわやかな汗を流されるとともに、楽しい思い出をたくさん作っていただき、今後さらに日本太鼓を通じて、明るくたくましく成長されますよう期待いたします。
終わりに、本コンクールの開催にご尽力されました財団法人日本太鼓連盟をはじめ関係者の皆様方に心から敬意を表しますとともに、本コンクールのご成功とますますのご発展を祈念して祝辞といたします。
