本日は、第3回総務大臣杯日本太鼓ジュニアコンクールにお越しいただきありがとうございます。
財団法人日本太鼓連盟は1997年11月11日に設立以来、日本財団のご支援を頂きながら、太鼓関係者のご協力や関係団体のご支援、さらには太鼓愛好者のご理解により着実に前進し、現在では34都道府県が支部として加盟し、加盟団体数は800チームを上回り、会員総数も2万2千人を越えております。
2002年から中学校の音楽時間に和楽器(太鼓等)が取り入れられます。既に、各地域の学校から各支部へ太鼓の指導依頼がきており、今後は更に日本太鼓と学校教育との関わりが強くなると思われます。
海外においては太鼓の演奏が「日本の心」を伝えるものとして高く評価され、昨年はスペイン、アメリカ、中欧・中央アジア等7カ国で日本太鼓の公演を行い、各国で大変な好評を博しました。また、今年の2月にはアラブ首長国連邦、スーダン、バーレーンで約1ヵ月の公演を行ってまいりました。
このように日本太鼓の人気が高まるなか、当財団といたしましては、新たな世紀を迎え、さらに日本太鼓の普及、振興を図るため、様々な事業を積極的に実施していく所存であります。
本大会は、次世代を担うジュニアの健全育成と日本太鼓の後継者づくりを目的に、全国から選抜された太鼓チームが一堂に会し日頃の練習の成果を発表するコンクールであります。出場するチームの皆さんには、日本太鼓を通じ、相手への思いやりや礼節、マナーを学びとっていただくとともに全国各地の仲間と交流を図り、友好を深め、いつまでもそれぞれの胸に残るコンクールとされますことを期待いたします。
本日、ご来場いただきました皆様には、日本を代表する伝統文化の一つである日本太鼓のジュニアによるコンクールを最後までごゆっくりとお楽しみいただきたいと存じます。
終わりに、本大会の開催にご尽力いただきました岡谷市並びに(財)日本太鼓連盟長野県支部をはじめとする関係各位と日本財団に心から敬意を表しますとともに、皆様方のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げご挨拶といたします。
