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今後当面の目標は、1]ISO9000シリーズを取得する、2]日本医療機能評価機構の認定を受ける、3]古くなった建物(1号館)を建て替える、4]30〜50歳の常勤医師(内科医2名、整形外科医1名、眼科医1名、麻酔医1名)を招聘することです。

 

わたくしたちの理念

当会の理念は、患者さんの権利を尊重し、役職員の総力をあげ、チーム医療に徹し、情報を含めた最善の医療サービスを、地域の人々に提供することにあります。具体的には、

・患者さんの権利と尊厳を尊重し、患者さん本位の最善の全人的医療サービスを提供する。

・患者さんとご家族に対し、選択と同意ができるための説明(インフォームドコンセント)をし、説明責任(アカウンタビリティ)を果たす。

・清潔な環境、癒しの環境を提供し、医療過誤、医療事故、院内感染の防止に万全を図る。

・秘守義務を遵守し、社会的信頼度、顧客満足度、職員満足度を高め、責務を全うする。

・健全経営を旨とし、お支払いに対しては、内容の確認できる領収書を発行する。

・開業(1951年)以来のカルテを整理整頓しており、初診から100年間は検索できるよう保管し、カルテ開示に応じる。

 

聖路加国際病院からの影響

当病院の12階の更に上にそびえるロゴマークのついた広告塔。MRL(Medical Record Library)や保険医療養担当規則(B版指導だった)に背くA版カルテヘのこだわり。職員教育。私が岩手医大第3外科新津勝宏教授の門下に入り、心臓血管外科を専攻したのは、仙台第一高等学校の大先輩、牧野永城外科医長のお勧めでした。1970年に私が岩手県内で初めて術者として人工ペースメーカーを植えて感慨深かったのは、1967年当時ポール・ラッシュ氏(聖路加理事・清里の父・日本のロータリークラブ開祖の一人)が日本では難しいため、わざわざアメリカに行かれ、植え込み手術を受けてこられたためでもありました。心電図は五十嵐正男先生から、電解質や酸塩基平衡や鶏卵の重さについては日野原重明先生からのお教えを基礎に、昨春まで岩手医大のポリクリを担当し、講義してきました。

1978年から10年間上床益代(元聖路加国際病院主任ナース)さんには当院の婦長を務めていただきました。聖路加国際病院での生活がなければ、妻と一緒になることもありませんでした。

 

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岩手医大第3外科でのポリクリ風景、私(岩淵)と医学生達

 

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岩手クリニック全景

Medical Centerをイメージできる「と」の字マーク(東西南面)と「H」HOPITAL(北面)が目印の広告塔

 

 

 

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