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LPクリニクだより

 

医学生の体験実習を終えて

―医学生が感じたこと―

LPクリニクでは、大学が夏休みとなるこの時期、東京医科歯科大学からの学生実習を毎年受け入れています。今年も医学部2年生の体験実習を終えました。

抽選で選抜された学生のうち、7月24日(月)から5日間が第1グループの3名、31日から5日間が第2グループで、2名を受け入れました。ドック受診者の少ないこの時期ですが、実際の現場で医師、看護婦、臨床検査技師、放射線技師、栄養士、事務、ボランティアなどさまざまなスタッフの連携を間近で見学できたことは、大きな学びとなったようです。

実習後の感想では「診察では医師が白衣を着ていない、患者も医師も同じ椅子を使っている、医師の目線が患者より高くならない等、医師側のちょっとした心づかいがあるだけで患者にどれだけゆとりが出るかということを肌で感じ取ることができました」、「5日間で最も強く感じ、自分なりに感じ取ったのは、患者の目を見て話すことの重要性です。医師に最も求められることは、医師の人間性、つまり他でもない“こころ”だと思います。患者の目を見て話すこと、これは医師の心の表れではないでしょうか。患者が自然に心を開いてもらえるような心ある医師になれるよう努力したいと思います」また、「患者は医師にいえなくても看護婦やコメデイカルの人たちには率直に話せるという現状を認識して、コメディカルの人たちと上手にコミュニケーションをとることが大切」など、講義では学ぶことができない貴重な気づきをされたことは、LPクリニクにとってもとてもうれしいことです。

 

LPC美術展のお知らせ

10月25日(水)〜11月22日(水)

会場 LPクリニク(笹川記念会館11階)

恒例の美術展を上記の期間開催いたします。クリニクの待合いの壁面を使い絵画、書道、写真などが飾られますので、どうぞお越しください。また皆様の力作をお待ちしています。

****作品は額に入れて、作品名(テーマ)、作者名を明記しお持ちくださるか、宅配便で送ってください。

****締め切りは10月18日(水)です。詳細はクリニク山村まで。TEL(03)3454-5068

 

 

 

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