日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

(小冊子)スピリチュアル・ペインと向かい合うケア

 事業名 保健医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


身体的な癒しだけで十分なのではなく、この人が社会的にも癒され、本来の自分らしさを回復するようにとの配慮の言葉ではないでしょうか。病いが癒えても社会的な関係が回復されない限り、いきいきといのち輝くような健康的生活を取り戻すことは難しいからです。

それには当然、受け入れる社会の側で事情を理解し、ときには既成概念を捨て(あたま)、態度を改め、環境を整備し(からだ)、こころを開いて歓迎する(こころ)という「全人的かかわり」が求められます。

その人を受け入れることで社会が犠牲を払うのではなく(一見そう見えることもあるかもしれませんが)、実はその人のおかげで「より健康な社会」として新しい全体性を備えていくことになるのです。日本の社会では、ごく最近までハンセン病の人たちが社会の不公正、すなわち社会の不健康さゆえにスピリチュアル・ペインを余儀なくされてきました。その痛みを通して社会の「不全」な部分が示され、回復への歩みを進めることができたのです。

エイズやB型肝炎についても社会的受容ということでは心配な面がありますし、病気一般についてそれがいえるのかもしれません。政治家が倒れたときなど、病状をひた隠しにする意図にもそれが反映しています。

何もかにもが「健康志向」で猫もシャクシも「ヘルシー、ヘルシー」、抗菌グッズが大繁盛という最近の世の中のあり方に、何かとても不健康なものを感じてしまうのは私だけでしょうか。

健康な社会というのは、それぞれの人のそれぞれのあり方を受容でき、その全体性を享受できる社会だと思います。そうした中でこそ、ひとつひとつのいのちが輝くことができるのです。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
1,823位
(35,179成果物中)

成果物アクセス数
5,540

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2022年10月1日

関連する他の成果物

1.(小冊子)これからの医療にPOSをどう活用するか
2.(小冊子)痴呆の世界?その理解とかかわりのために
3.(小冊子)最新改訂版 尿もれにどのように対処するか
4.(パンフレット)生活医学シリーズNo.130 わたしたちの家(ホーム)ピースハウス
5.月刊広報誌「教育医療」2000年4月
6.月刊広報誌「教育医療」2000年5月
7.月刊広報誌「教育医療」2000年6月
8.月刊広報誌「教育医療」2000年8月
9.月刊広報誌「教育医療」2000年9月
10.月刊広報誌「教育医療」2000年10月
11.月刊広報誌「教育医療」2000年11月
12.月刊広報誌「教育医療」2000年12月
13.月刊広報誌「教育医療」2001年1月
14.月刊広報誌「教育医療」2001年2月
15.月刊広報誌「教育医療」2001年3月
16.平成12年度海外医療事情調査報告書「北米の臨床医学とその研究ならびに医学プログラムの視察」
17.LPC国際フォーラム 早期退院患者ケアマネージメントに必要とされる技術とその教育
18.(小冊子)よい健康習慣は最大の財産サクセスクル・エイジングへの挑戦
19.ピースハウスふれんずNumber6(2000年9月号)
20.月刊広報誌「教育医療」2000年7月
21.みんなでとりくもう!里山の自然・文化・産業を結ぶ地域づくり
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から