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皆さんのできる範囲で、最後までやるというふうになってきた。こうしたことは、「草の根国際交流」にだんだん合って来たのではないかと思っている。

甲斐リーダー:まだまだ、あとに続く(事業の)仕込みをしているところでもあり、別府はどんどん変わっていくと思う。

森下委員:別府は、国際交流という外側の力が入ってくる刺激と新しい情報とを関連させて、もともと事業力もあるので、この3年間、どんどん進めて来ることが出来たと思うし、この事業に対する県や市の見方が年々変わって来て、事業として認めるようになってきたと思う。

また、(ONSEN地療法研究会は)社会活動の事業をうまく起こしていく意味が備わっていて素晴らしい。医師会だけでなく、地域の保健所を巻き込んでいることはすごいことなのだ。行政と市民がパートナーシップを持って何かしなさいと簡単によく言われるけれど、そう簡単に出来るものではない。

岩田委員:最初は甲斐さん一人が一生懸命取組んでいる印象だったが、この3年間で大いに変わった。今後の課題は、アジア国際大学の留学生(現在200名)が、近い将来400名になるということであり、その状況を考慮にいれたまちづくりやその人たちとの交流をどうするかということだと思う。

西村委員長:今まで、医師会とか保健所との接点は?

甲斐リーダー:無かった。(私たちは)「旅館」という、団体客、エージェントに顔を向けた世界でもあり、どうしても今までは医師会さんとは縁が無かった。

西村委員長:この(ONSEN文化国際交流)事業が公益的なことをやっている-と医師会とか保健所が認めたから、医師会も参画するようになったということだと思う。

甲斐リーダー:医師会と連携して取組むことについて最初に打合せを始めた時の会長さんが、代わられる時にはちゃんと(話しを)次の会長さんに引き継いで頂いて、打合せをスムーズに進めることが出来たし、これが縁で違う世界の人と縁が出来て、良かったと思っている。

西村委員長:ONSEN健康づくり塾は、これからも定期的に行うのか?

甲斐リーダー:去年12月の分は保健所から頂いた予算を加えて実施した。今年も続けて、糖尿病などいろいろ切り口を変えながらやっていく予定。それを通じてノウハウが蓄積出来たら(企画商品として)出そうと思っている。

 

 

 

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