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平成12年度第1回運営委員会(議題2資料)

黒部まちづくり草の根国際交流事集

小さくとも魅力あふれるまちづくり 国際交流事業

ステップII・海外セッション 事業計画

 

(I) 事業の趣旨と経緯

はじめに:

草の根国際交流のステップI「黒部セッション・基礎編」は、「知る・学ぶ」をキーワードとして、欧州の4都市、ウルム(ドイツ)、スネーク(オランダ)、ビゴ(スペイン)、ケンダル(イギリス)から、都市計画専門家や観光担当者を招請し、平成12年4月14日〜17日黒部市において開催され、欧州4都市の都市づくりへの取り組みを聞くことができた。

海外には日本語の「まちづくり」に相当する適当な言葉がない。しかし、自分の住むまちを良くしたい、暮らしやすいまちにしたいという願いは世界共通のテーマであり、欧州の諸都市の魅力は偶然にできたものではなく、市民の強い意思と人知と長年の努力によってもたらされたものであることが理解できた。

そして今回・ステップII「海外セッション」を実施することになった。そこでステップII実施計画を立案するにあたり、本事業の当初計画に立ち戻りその趣旨を再確認し、ステップIの実施成果を検証し、ステップII「海外セッショシ」の企画を立案することとしたい。

 

A. 事業の目標

欧州の小都市の人々とともにタウンミーティングを行い、「小さくとも魅力あふれるまちづくり」をテーマに、草の根による交流を行いその成果をお互いのまちづくりに活かすことを目標とする。(平成12年1月28日付事業計画書より)

 

B. 事業の趣旨(ねらい)

1] 黒部のまちづくりコンセプト

少子高齢化・人口の都市集中・中心街の衰退など、近年の地方都市の衰退傾向に対し、いかに歯止めをかけ、活性化を図るかが問われており、黒部も例外ではない。しかし、黒部は、恵まれた自然環境と山海の豊かな恵み、歴史に培われた生活文化など誇るべき財産を持っている。これらを積極的に活用し、小さくとも誇りを持ち、安心して豊かに暮らせるまちをつくりたいとのコンセプトの下に、「黒部まちづくり協議会」が活動して3年になる。

 

 

 

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