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「ありげーたーりばてい」の結果は、4〜5月にかけて極大値、8月に極小値を示した。これは、北半球における季節的な陸上生物活動に伴う二酸化炭素の放出、吸収を反映したものであり、このトレンドは定点観測の結果と良く一致していることが確認できた。

 

5.2 大気と海洋の二酸化炭素濃度の変動

 

「ありげーたーりばてい」全9航海の観測結果について、経度と時系列の分布を図5.2-1〜3に示す。図5.2-1は大気中の二酸化炭素濃度を、図5.2-2は海水中の二酸化炭素濃度を、図5.2-3は水温を示す。航路は緯度方向にも変化するため同一緯度ではないが、経度方向の大局的な変化を図より考察し以下に述べる。

 

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図5.2-1 大気中の二酸化炭素濃度の経度と時系列の分布

 

 

 

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