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図2.2.2-10 海水供給停止バルブ(写真中央の四角い箱)

 

2.2.3 水温塩分測定装置

水温塩分測定装置として、Seacat Thermosalinograph(SEA-BIRD Electronics社製 SBE21型)を使用した。本装置は、流通管、センサー、アンプなどが一体化されたモデルであり、安定した連続使用ができ、水温、塩分(電導度)をそれぞれ独立したセンサーで高精度(水温計の分解能は0.001℃、電導度計の分解能は0.001S/m)に測定することができる。測定間隔は5秒以上で任意に設定することができ、本観測では1分間隔で行った。船位情報はジャンクションボックスを経由して船位測定装置から取得し、水温、塩分の測定と同期させて記録・保存した。

 

2.2.4 船底水温測定装置

船底水温測定装置としてデータ・コレクタ(安立計器株式会社製 モデルAM-7002型)および、温度センサー(529E型熱電対センサー 分解能は0.1℃)を用いた。船底水温測定装置については、本船海水配管に開放穴を開けることができないため、極薄の温度センサーを配管に直接貼り付け、断熱処理して設置した。また船底水温測定装置設置場所付近の温度環境のモニタリングを行う目的で、もう一つ温度センサーを配管から10cm程度離して設置し、室温を測定した。測定間隔は1秒〜90分の間で任意に設定することができ、本観測では5分間隔で記録・保存をした。

 

2.2.5 船位測定装置

船位測定装置としてGPS受信機(GPS:Global Positioning System、古野電気製 VN201型、最高位置分解能は2.2m)を装備した。船位データは二酸化炭素測定装置用、水温塩分測定装置用パソコン画面に常時表示されるとともに、これら2つの装置のデータ取りこみに同期させて記録・保存した。

 

 

 

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