4.3.3 ダイオキシン類と底質の関係
図-4.9及び図-4.10に底質とダイオキシン類の関係を示す。強熱減量及び含水比は深くなるほど減少するが、ダイオキシン類は1層(0〜2cm)から3層(18〜20cm)または4層(28〜30cm)にかけて深くなるほど増加し、それ以深は減少する傾向を示している。表層のデータを加えたダイオキシン類と強熱減量及び含水比の関係については、相関はみられない。ダイオキシン類と粒度組成(シルト分+粘土分、粘土分)については、相関関係がみられる。シルト分+粘土分又は粘土分が増加するにつれて、ダイオキシン類が多くなる傾向が認められた。