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ウ. 運行計画と輸送量

平成7年10月から開始され、16両編成の列車を1日1往復の運行とし、1日当たり53コンテナを輸送している。

 

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エ. 輸送方法(コンテナ又はトラック形式)

ゴミの種類別の輸送方法(コンテナ又はトラック形式)は表3.15に示すとおりである。

 

表3.15 ゴミの種類別の輸送方法(コンテナ又はトラック形式)

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オ. 事業の特徴

鉄道という既存のインフラ活用を図った事業で、尚且つ一般廃棄物を鉄道で輸送するのは全国で初めての試みである。トラックによる輸送を一部鉄道に振替えることで、環境負荷の少ない輸送システムを構築できた。

カ. 事業の効果

全市域で年間のNOX排出量3,400トンのうち清掃車分は29トンである。鉄道に切換えることにより、車90台分、2.7トン(10%)の削減ができる。また、収集運搬効率の改善による円滑なゴミ処理事業の推進を図ることができ、住民サービスの低下を回避できる。さらにトラックによる遠距離輸送に比べ、効率性と安全性の向上が期待できる。

自動車による輸送コストの試算結果(車両維持費・焼却費・人件費等)は4億4千万円である。それに対してJR貨物との年間委託料は2億4千万円になり2億円の削減効果が期待できる。

 

 

 

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