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6] PETボトル輸送

北九州市の西日本PETリサイクルでは石垣島などからも船舶によってPETボトルを受入れている。海運による輸送においては、トラック又はコンテナに積込んだPETボトルをトラックに載せたままフェリーで九州まで輸送し、トラックで工場まで運んでいる。

また、落札できた全国の地方自治体から鉄道輸送が有利なルートについて西日本PETリサイクルが提携している物流企業が鉄道によりPETボトルを輸送している。

 

表3.11 PETボトルリサイクル工場の海運利用事例

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出所:資源循環型社会に向けた港湾のあり方に関する調査 平成12年3月 運輸省港湾局開発課

 

7] 水銀廃棄物(海運及び鉄道)輸送

日本通運(株)では、排出側の量が少なくても廃棄物処理技術が特殊で、処理工場が少ない水銀廃棄物(廃乾電池、重金属汚染土壌、廃蛍光灯)を全国から契約している水銀処理工場がある野村興産イトムカ鉱業所まで海運及び鉄道を利用してコンテナで輸送している。

海上輸送の場合は釧路から処理工場まで、鉄道輸送の場合は北見又は北旭川から処理工場までを自動車で輸送している。コスト面では輸送距離が長くなれば長くなるほど、海上輸送の方が安くなるが、排出する側の一部の港湾においては海運が利用できない地区もある。

なお、海運は一般廃棄物扱い(地方公共団体回収品)のものに利用している。

 

図3.3 水銀廃棄物回収システム

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