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<車いす対応でない従来型のエスカレーターの場合>

ここで扱う方法は、階段と従来型エスカレーターしか移動の選択肢がない場合の方法です。階段で車いすを担いで移動するよりは安全なので、記載していますが、推奨している方法ではありません。特に降雨雪時には滑りやすいためすすめられません。事業者によっては禁止事項にしている場合があります。

 

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上り

利用時は角度が急になるため、慣れている人でも恐怖を感じることがあります。エスカレーターを使用する前に、お客さまの意向を必ず確認します。

とっさのときでも対応できるように、動きやすい服装で対応します。サンダル履きは厳禁です。

上りのときは前向きです。声をかけてから、エスカレーターの動きに合わせて車いすをエスカレーターのステップに進めます。

エスカレーターのステップがフラット状態から階段状になった時に、後輪がしっかりと階段の角にあたっているようにします。

介助者は押し戻されないようにステップにしっかり足を踏ん張ります。エスカレーター走行中は車いすのブレーキをかけます。

 

 

 

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