日本財団 図書館


1] 完全な国際的業務に影響をしない。

2] 時間の余裕のあるときで、十分な時間が残されている。

3] 特定の業務放送が意図した目的に独自に用意されている。

B3 B4の2字(日本語ナブテックスではM3 M4 M5 の3字)は通常各局ごとの2桁(日本語ナブテックスでは3桁)の数字を使用する一貫番号である。この番号が00(日本語では000)のものは、常に印字されるので重要なメッセージに使用される。この一貫番号は同じ情報を二度印字しないために使用される。

 

(4) ナブテックスシステムの運用

1] ナブテックスの送信は約300海里の設定カバレージをもっている。受信機は航行水域によって受信する送信局を指定できる。また、送信局間の干渉を最小にするために、カバレージ内のすべての局の地理的な相対位置を考慮にいれて送信スケジュールが作られる。IMOで勧告されている基本的な組織的マトリックスを図2・2に示す。各グループは6局の送信局からなり、その各々は4時間ごとに10分間の送信時間が割り当てられる。ただし、この割当はIMOで承認することになっている。

2] 我が国では、GMDSSの導入とともに5局のナブテックス海岸局が放送開始しており、カバレージ(ナブテックス水域)、放送時間などが海上保安庁から告示されている。これらの海岸局の識別番号、放送時刻等は表2・1及び図2・4に、カバレージ(ナブテックス水域)の概略は図2・5に示されている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION